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ぴぺどのこと

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ぴぺど自身の経験を記した記事をまとめました。ミレーナ、ノンバイナリーなど
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#大学院

[自己紹介] 博士課程に疲れたのでたくさん本を読むことにしました。

はじめまして、ぴぺどと申します。 大学院博士課程に在籍する1996年生まれです。 博士号を取得し良い研究をするために、研究に勤しむ毎日を送っています。 博士課程はとても狭い社会です。研究に打ち込むには素晴らしい環境ですが、毎日大きな壁を認識しありのままの自分から生産された矮小なピッケルで、泣きながら壁を崩さなければならない日々はとても辛いものです。 研究だけをできたらいいものの、高頻度で高品質を求められるプレゼンテーション、研究費を獲得するために書く申請書類、助教らと同じ

博士課程は別れの連続

博士課程の辛さといえばどういう印象だろうか? 研究の進捗が悪い自己嫌悪、25を超えて学生という身分の風当たり、生きる金の無さ、ライフステージを上げる学士卒の同級生との比較、閉鎖環境でのハラスメント、将来への不安、毎日大きな壁を見据えなければならない辛さ、、、 分野によって、その人の所属する研究室によって、世代によって、さまざまな悩みがあるだろう。 しかし、大学院3年目、修士号取得1年を経過した博士後期課程2年の私が思う博士課程の最も避けられない辛さは「別れ」であると思う。