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コンテンツ・インク戦略/ジョー・ピュリッジ

商品をつくる前に顧客を集める
コンテンツ・インク戦略
ジョー・ピュリッジ

商品をつくって売る時代は終わった
今は、商品をつくる前に
顧客を集める時代である

◾️Introduction 成功の必勝法

うれしい偶然から私はデシダル時代に起業する突破口を見つけた
まずはオーディエンスを築くことに徹し、その次に商品やサービスを定義するというアプローチを取った

今、起業するなら、成功の必勝法は商品を売り出すことではない
オーディエンスを引きつけて増やすシステムを作ることが先決だ
このモデルを「コンテンツ・インク」と呼ぶ

アメリカの中小企業庁は、起業に向けた第一ステップは事業計画を練ることだと定義づけている
事業計画を立てるときはまず「何を売るのかを定義」し、「営業とマーケティングのプランを立てる」のが普通、どのスタートアップも本質的に同じルールに則って戦おうとしている

▼コンテンツ・インク・モデルの6つの段階
1】スイートスポット
簡単に言えば、起業家はまず自分のビジネスモデルの根幹をなすコンテンツ領域を見出す必要がある
スイートスポットとは、知識やスキル、事業が得意とするものと情熱、事業が社会にとって有益だと感じられるものが重なる領域を指す

2】コンテンツチルト
誰も踏み入れていない競争のない領域を探し出す作業にはいる
そこであなたが考えているコンテンツを、視点を考えて見直し(チルト)、差別化できる要因を突き詰める

3】基盤を築く
コンテンツを配信するプラットフォームを選び、コンテンツの基盤を築く
主要なチャンネルを1つ選んで活用し、価値ある確かなコンテンツを作り上げる

4】オーディエンスを収穫する
まずはオーディエンスにコンテンツを定期購読してまらわなければ、事業の収益化もオーディエンス拡大もほぼ見込めない

5】多角化
熱心でロイヤルティの高いオーディエンスを引きつけ、その数も増え始めたら、次は、主力のコンテンツチャンネルを多角化させる

6】収益化
ここまでの段階で十分な購読者情報を蓄積し、それを武器にしてるので収益を生み出すチャンスを複数検討できる状態になっている

◯まとめ
・世界中のスタートアップが皆、同じ方法で起業する
長続きせずに消滅していくのに、なぜ同じ方法をとり続けるのか

◾️Part1 起業への第一歩

▼第1章 終わりを思い描く
自分の目標を公開することによって、目標を毎日見直すようになった
毎日自分の目標に目を通してさ、脱線せずに目標に向かっているかどうかを確認する習慣がついた

・自分の目標を6つのカテゴリーに
 経済的な目標
 家族の目標
 スピリチュアルな目標
 内面的な目標
 健康上の目標
 慈善活動上の目標
そこから私の人生は好転し始め、目覚ましいという言葉では表現し尽くせないほど、人生が好転した

起業への道は今から始まる
まずはあなた自身の人生目標を6つのカテゴリーにきちんと分類しておこう
カテゴリーごとに、実行可能な目標を最低2つ記入する
その目標には期日や頻度など、具体的な数字を含めること

◯まとめ
・コンテンツ・インク・モデルを始める前に、まずなぜこれをやるのか、何を達成したいのか、と自問する
・目標を書き留めわ出来る限り頻繁にその目標を見直す

▼第2章 コンテンツ・インクの機会

コンテンツ・インク・モデルに取り組むには少なからずリスクがある
・成功したときの見返りは大きいが、そこへたどり着くにはしばらくかかる
・成功というゴールにたどり着けるよう、経費を抑え、無駄を省こう
・ほぼ誰もやらなかったことをやるのだから、鼻であしらわれのも仕方ない
・僅かな隙間を狙ったニッチコンテンツを選んでいないことが原因で失敗する人が多い

◾️Part2 スイートスポット

▼第3章 スイートスポットの確立

まずはスイートスポットを特定することから始まる
→知識やスキルと情熱が重なる領域のこと

情熱があるからこそ、起業家たちはコンテンツを作り続け、最終的に当時の見返りが得られるまで、何ヶ月も待てる
つまり、湧き上がる情熱を感じながら、立ち上がって努力を続けないと成功しない

スイートスポットには「サイズ、形、深さ」の3つの側面があり、正確に把握してとく
サイズ:焦点を絞った領域、重要なことだけ凝縮する
:専門知識の影響力はどこまで届き、どこで止まるのかを正確に把握する必要がある
深さ:専門知識は必要なところまで深める

▼第4章 オーディエンスの追加

あなたのコンテンツのオーディエンスは誰なのか、そこまで踏み込んだ考える必要がある
1.オーディエンスは誰なのか?普段はどんな生活をしている人なのか?
2.その人のニーズは何なのか?「我々が配信するストーリーに食いつくこの人は、いったい何に悩み、どんな情報を必要としているのか?」を突き詰める
3.我々の商品やサービスにも関心を寄せる理由があるとすれば、それ何か?

コンテンツを作る上で、オーディエンスがどういう人たちなのかを頭の中で明確に可視化できるように、詳細に定義しておくことが必要

◯まとめ
・あなたがオーディエンスにとって不可欠な存在になる必要がある
→自分で選んだコンテンツ領域において、エキスパートに位置づけられるような戦略を立てる
・戦略が軌道に乗り始めたららオーディエンスの数を増やしていく

◾️Part3 コンテンツ・チルト

▼第5章 チルトの力を知る

「ハリネズミ理論」
ハリネズミは一番大事なことを1つだけ知っている、この大事なことをビジネスに置き換えると、あなたがビジネスにおいて一番得意とすることになる
つまり、ユニークな才能と情熱を、一番得意とすることと、結合させながら収益を稼ぐ
1.何を提供するのか
2.どのような提供するのか

◯まとめ
・競合他社と差別化を図れるようにコンテンツをひねる必要がある

▼第6章 ミッションの発見

コンテンツ作成の所信を表明するミッションステートメントの作成を、メディ企業は成功に導くように、事業全体の指針にして戦略を立てる

ミッションステートメントとは、その企業の存在理由を表明するもので、なぜその事業をやっているのかが書かれている
つまり、「我が社はなぜ存在するのか」という問いに簡単た言葉で答えるものなのだ

▼第7章 コンテンツチルトの発見

十分に活用されていないマーケティングツールの一つにGoogleトレンドがある
このツールを大いに活用し、コンテンツチルトを探す

顧客の声に耳を傾けることに専念し、市場における会社のポジショニングを決定づけられるような、素晴らしいチャンスが新たに開ける

◾️Part4 基盤を築く

▼第8章 プラットフォームを選ぶ

プラットフォームとは、世間に自分のことを注目してもらう場所であり、そのプラットフォームがないと“成功のチャンスはない”

◯プラットフォームを築く選択肢
1.どのようにストーリーを伝えるか
 文章、動画や音声、直接対面
2.どこでストーリーを伝えるのか
 どのチャンネルで配信するか

◯コンテンツマーケティングを成功させるための6原則

1.ニーズを満たす:読者の満たされていないニーズに応える、疑問に答える
2.定期的に配信する:成功者は一貫性がある、予定通り定期的に配信されなければならない
3.人間味を出す:自分らしい「声」を見つけ、それをシェアする
4.独自の視点を持つ:エキスパートととして位置付けられている可能性のあることには、あなたが何を指示しているのか恐れずに意見を述べる
5.セールストークを避ける:自分の言いたいことばかり伝えると、人は関心を失っていく
6.自分が選んだ分野で一番になる:最終目標はその分野で一番になること

▼第9章 コンテンツのアイデア

「フリーライティング」は“意識の流れ”を書き出す作業で、時間制限を設け、ひたすら書くというテクニック

時間制限いっぱいになったら、書いた文書をさっと読み返し、アイデアが含まれていると思える一節や、フレーズに印をつける

▼第10章 コンテンツカレンダー

会社全体のコンテンツマーケティングプログラムのスケジュールを管理するようになっている
ワークフロー管理にコンテンツカレンダーを使っている

コンテンツカレンダーで何を管理していけば良いかを検討し、コンテンツの作成を計画する

・誰のためにコンテンツを作るのか
オーディエンスを第一に考えることが重要
・なぜコンテンツを作るのか
ミッションや目標次第で、何をどこで、どういう、頻度で発信するのかが決まる
・どうしたら他と差別化出来るのか
業界に手付かずのまま残っているニーズはあるか?
競合他社とオーディエンスとの間にどんなギャップがあるのか

▼第11章 スタッフの採用

・チーフコンテンツオフィスサーCCO
創業者(事業リーダー)の役割
コンテンツのミッションステートメントを設定する責任者

・編集長
ストーリーを作り出す人、プロジェクト管理もこなす
CCOが戦略に専念する一方、編集長はその戦略に則って実務を担当する

・チーフリスニングオフィスサーCLO
ソーシャルメディアなどのコンテンツチャンネルで「管制塔」のような役目を指す

・オーディエンスディレクター
オーディエンスをモニターし、その特徴、情熱、とって欲しい行動を、コンテンツ作成者に熟知させる

・チャネルマスター
各チャンネルを最大限に活用するのがチャンネルマスターの仕事
伝え方、配信頻度、

・チーフテクノロジスト
コンテンツマーケティングでテクノロジーうまく活用出来るような技術専門家

・クリエイティブディレクター
コンテンツ作成において、デザインや見た目は、重要性が増している

・インフルエンサー担当広報
影響力のあるインフルエンサーを発掘し、将来的に一緒に仕事ができそうな候補者リストを作成し、彼らと直接連絡を取り合って、会社の業績向上に繋がるインパクトのある形で、マーケティング活動を行う

▼第12章 共同で発信する

協働的なコンテンツ配信とは、外部からの協力者を積極的にリクルートするという考えに基づいたビジネスモデル
それぞれの分野の先駆者や専門家を招いて、記事を執筆してもらう

このモデルの一番のメリットは、各分野の専門家を招くことによって、コンテンツに新たなオーディエンスを引き付けられるチャンスが生まれる

▼第13章 コンテンツの再利用

実際、コンテンツの再利用を前もって考えていない企業は多い
コンテンツの作成を戦略的には考えていない

同じコンテンツを再利用すると言っても、まったく同じコンテンツを何度も複製して使っているわけではない
それぞれ違った方法でストーリーを伝える必要がある
これを「コンテンツの焼き直し」と呼ぶ

◾️Part5 オーディエンスを収穫する

第14章 評価基準を原動力にする

Facebookが唯一焦点を合わせたのが収益だったように、あなたのビジネスの唯一の評価基準は定期購読者である

▼第15章 検索されやすくする

▼第16章 オーディエンスを盗む

自分のコンテンツをさらに多くの人に広める目的で、インフルエンサーに協力を求めるマーケティング手法は「インフルエンサーマーケティング」として知られている

インフルエンサーに本当の意味であなたとパートナーを組んでもらうには、説得力があって、焦点がズレていないコンテンツが不可欠になる

インフルエンサーが影響力を発揮できるものを作らなければならない

◯候補者リスト
1.一緒に仕事が出来そうな候補者を何人か選んで、その人たちをよく調べる
2.直接コンタクトをとる
3.試験的に使って査定し、目的にあった人を選び出す

最初にやるべきことは「インフルエンサーの話に耳を傾ける(調べる)」ことである
きちんと時間をとって、どう協力しあっていけるのか考える

インフルエンサーを探すときは、必ず各インフルエンサーの仕事に目を通すこと
彼らが執筆した記事を読み、読者から寄せられたコメントへの反応、ツイートまで

◯「ソーシャルメディア4-1-1」ルール
ソーシャルメディアのシェアに関するルールで、インフルエンサーに直接コンタクトをとる前に、このルールに則って、パートナーシップの下地づくりをする

・6回のシェアのうち4回はインフルエンサーの発信しているコンテンツのなかから、あなたのオーディエンスの関心と重なるものをシェアする
・6回のうち1回はあなたのオリジナルコンテンツで、告知ではない、オーディエンスが知識を深めるのに役立つものをシェアする
・6回のうち1回は、クーポンや製品のお知らせ、プレリリースなどの営業絡みのコンテンツをシェアする

何の見返りも要求せずにインフルエンサーのコンテンツをシェアし続ければ(1ヶ月程度)、将来的に依頼を引き受けてもらえる可能性が高くなる

最初にコンタクトを取るときに大事なのが、自分のニーズを優先せず、相手のスキルに敬意を表して、何らかの形でコラボレーションしたいと考えていることを伝える

▼第17章 ソーシャルメディアを使いこなす

◾️Part6 多角化

▼第18章 3-3モデル

▼第19章 プラットフォームの拡張

▼第20章 コンテンツ資産の獲得

◾️Part7 収益化

▼第21章 収益を待つ

▼第22章 収益化モデルの構築

◾️Part8 次の段階へ

▼第23章 前進する

▼第24章 ムーブメントへの参加


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