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PinSプロジェクトの転校生は大友良英さんに決定!

PinSプロジェクトからのお知らせです。

少し前にリリースで発表されましたが、2020年11月に富岡町立小中学校に転校/入学した音楽家・大友良英さん。コロナ禍により学校にあまり登校できずおりますが、引き続き2021年度も転校生として活動をいたします。これから1年、今の世の中の状況に柔軟に対応しながらも、富岡町の地域の方々やこの活動に関心のある人々を巻き込みながら、子どもたちといっしょに「音楽部」のような場づくりを考えています。

転校生大友くんからのコメント

小学校 3 年で福島市に転校、10 代を福島市で過ごし ました。その後は福島を出て世界中さまざまなところに行き ましたが、震災後再び福島と縁ができたことがきっかけとなり、半世紀ぶりにまた福島に転校することになりました。今度は富岡の小中学校です。本物の小中学生のようには体も頭も動きませんが、いろんな人を巻き込みつつ、地元のみなさんや、生徒のみなさんと一緒に音楽部をつくることくらいは出来るかもしれないなと思ってます。ときどきふらっと現れる転校生ではありますが、よろしくお願いします!

■PinSプロジェクトとは? 
―富岡町立小中学校にプロフェッショナル転校生―

2018年4月に始まったこのプロジェクトでは、東日本大震災・福島第一原発事故から7年ぶりに再開した福島県双葉郡富岡町の富岡町立小中学校を舞台に、アート、建築、音楽、職人などクリエイティブな職種の各界のプロが「プロフェッショナル転校生」として、教室を仕事場としながら、子どもたちと学校生活を共にしていきます。

「教えない教育」を念頭に、知識や指導を大人が教えすぎないことで、子どもの観察・洞察力、そして本来ひとりひとりが持っている発想力を能動的に見出す機会となることを願っています。

仕事場は校長室の隣にあります。給食をとったり、地域の方が集まったりする多目的スペースと隣接しているため、必然的に様々な立場の人の交流が生まれる、学校のリビングルームのような空間となっています。小中学校(富岡校・三春校)合わせて50数名の、小規模なこの学校を拠点として、富岡町の未来を描きながら、既存の枠の外で物事を考えることを得意とするクリエイティブな思考を持つ人たちが関わることが大切であると思っています。

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