僕の街、大好きな川土手に小さな花が咲いてる
よく近所の川土手に行く。
僕の街の自慢の川だ。
土手の上が散歩道になっていて、川に降りるコンクリートの小さな
階段がある。
そこに座って流れる水面をぼーっと眺めるのが好きだ。
在宅ワークで広告制作の仕事をしているので、一日中パソコンと
格闘する日もある。
誰とも話しをしない時もある。
煮詰るので、そんな時には近所の川土手に行く。
「やっぱり、がんですね」
12月のある日R病院のM先生に告げられた。
深刻な顔とかで全然なく、ふつーに。
「えぅ、そうですか、やっぱり」
「はい、