自分のせいにするのが1番楽なのかなぁ。
こんばんは。私のノートを開いてくれてありがとうございます🗒
私には何年も引きずっていることがある。
体育の授業の単元で、ダンスがあった。生憎私はダンスが苦手でぎこちないから、人前で踊るなんて本当に嫌だった。
みんなで練習する時は名簿番号順で並ぶのだが、幸いなことに最前列や最後列などではなく、周りのみんなに囲まれるいい感じのポジションにいた。前後や隣に人がいないと、人がいない側の体の側面が心細くてダンス所ではない。
ただ、並び方を決めるところまでは良かったんだ。だけど嫌な予感がしていた。それはその授業の担当が、私の部活の顧問だったことだ。しかもその先生は、私と相性が悪かった。相性が悪い人なんて誰にでもいるが、その先生は態度に出して私に当ててくるものだから、同じ空間にいるのがしんどかった。
だから当時、その授業に出たくなくて仕方なかった。その“嫌な予感”が予想を上回ってくる形で当たってしまったから。
初めは名簿番号順の並びで練習していた。息を潜めるように、目を合わせないように。だがそんな渾身の隠れ身の術は意味をなさなかった。
その先生がついに言った。
「よーし、とりあえずここまでできたからもう1回最初からやるぞー。はいっじゃあうめこ!前出てー。」
……え?
私は固まってしまった。全然踊れないのに。先生の目の前にすごく達人級に上手に踊っている子がいて、その子の隣を指さしてここに来いと目で伝えてくる。つり目で奥二重、黒目が大きいパッチリした目。その目がすごく怖かった。
私が戸惑って、体育館に一瞬の沈黙が流れた。その戸惑いをなんとか無かったことにしたくて、一旦とぼけることにした。
「えぇ、そこで踊るんですか??」
まずい、笑顔がひきつってる。
そんな私からにじみ出るとろさのオーラが、その先生をイラつかせてしまったのだろうか、はじめより少し強くなった語気で
「早く。みんな待ってるから。時間もったいないよ?」
あぁもう泣きたい。いやこんな奴のせいで泣くかよ。涙がでようとするのを必死でこらえた。
「あぁそうですよね、わかりました」
「でも私踊れないでs…」
「いいよとにかく踊ればいいから。」
結局踊った。このやり取りもあったから、みんなの視線も私に集まっているように思えて、なおさら体がかたくなる。
一通り踊り終える。先生が音楽を止めた瞬間、
「ねぇうめこー、なんでそんな、『わたしかわいそうです、先生にいじめられてかわいそうです』みたいな顔すんのぉお?ww 俺が悪いみたいじゃんw」
「あはは、すみません、ちょっと緊張しちゃ…」
「もういいよいいよ、俺が悪かったんでしょ、いいからもう元の位置戻って」
そう言いながら手で私をはらう仕草をした。
きつかった。
周りのみんなは授業後に、あんなやつ気にしなくていい、それやって心配して声をかけてきてくれた。
有難かった。でも気にしないことなんてできなかった。死んでもいないのに、胸を張って地獄経験者ですと言える。(※胸を張ることではない。)
その先生はもうきっとそんなこと覚えていないだろう。だが、私は未だに根に持っている。
本当は、もうそんな昔のこといいよ〜って思えたらいいのに、その出来事を何年も根に持っている自分が執念深くて怖い。
許せるような器の大きさが私には無いのだろうな。いや、許すという前に、私がとろいから、いるだけで人をイラつかせる天才だから悪かったんだな。そう思った。だってその先生はみんなにそんな態度をとる訳では無い。周りのみんなにとっては、イケメンで話しやすい気さくな先生だから。よく自分のせいにするのが1番楽という。確かにそうかもしれない。だけど、本当に自分のせいとしか思えないのも結構しんどい。自分のせいにするのが1番楽な考え方と誰かから聞いた時は、自分の今後の人生が怖くなった。このしんどさが1番楽なのか、、?絶望のあまり、本気でこの世からいなくなる方法を考えたりもしたこともあった。
自分のせいにすることでいい人ぶろうとしてるとか、そういう訳では無いんだ。あの人にあんなことされて嫌だった…そう初めは思っても、必ず行き着く考えは、あの人があんなことをしたのには私に理由があるからだ、私が悪かったんだ、という考えだ。自分ですら自分の味方でなくなってしまう。それは思っていた以上に心細いことだった。私は悪くない、あの人のせいだ、あの人が考え直すべきだって完全に思えればどんなに楽かしれない。
今日はここまでだ!
今日も今日とて、ネガティブだったね。そんなノートを読んでくれた方、本当にありがとう。誰かにこのしんどいのを話せている気がして気が楽になります。
だけど、あなたにネガティブが移ってしまっていたらごめんなさい。今日のうちにそのネガティブくんがどこかへ行きますように。
おやすみやさい。
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