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良い心理カウンセラーの特徴
不安障害を患っている中で、色々なカウンセラーと関わりを持ってきた。
その中で自分の考える良いカウンセラーの特徴というものが明確になってきた。
一番大切かつ意外とそういうことができるカウンセラーって少ないような気がするのでその特徴について述べる。
心理学上の正論よりもクライアントの気持ちを優先して尊重してくれる
容姿コンプレックスについて相談していたところ無資格のカウンセラーからは「すなわち己のブスさを嫌っております、それがあたいだよね、、、って。そんなことないよ~って周りに言ってもらうことがゴールではないんです。」とお笑い口調で言われてとても傷ついた。メタ認知や自己受容のやり方について心理学上の正論を言ったのかもしれないけど配慮がないな、と不愉快だった。(結局そのカウンセラーとは残念な形で中断となった)
また、クライアントがブスという言葉を使ったからってカウンセラーもブスという言葉を使うのも倫理観の低いカウンセラーに該当する行為だと思う。自分の主治医や心理士さんからそういった砕けた言葉を気軽に使われたことはない。
一方、心理士さんがくれた言葉は「・・さんはそういう風に自分のことを捉えたいわけじゃないんですね」と心理学上の正解のアプローチよりもただ自分の気持ちを尊重してくれた。
他にも心理士さんとの面接で自分の気持ちを尊重してくれた返しをされて「えっ・・そんな風に捉えて言葉をかけてくれるんだ・・」と驚くことがある。
それは子供の時に親や周囲の大人たちから能力が優れているか劣っているかだけで評価やダメ出しをされてきた自分にとって初めての関わりだったからだ。
このような母性的な心理士さんとの面接では何か遠回りな気がして無資格カウンセラーを併用して傷つき体験を重ねてしまった。
けど受容が多いカウンセラーとの面接って遠回りな気がするんだけど、その受容が回復にとって一番大切なものなのだとわかってきた。カウンセラーさんがやってくれる受容を自分が自分でしてあげられるようになること=卒業なのだと思う。
ロジカルなカウンセラーはクライアントを受容する力の苦手さを心理分析とかの能力でカバーしているのかもしれない。カウンセラーとしての倫理観とか人間性は低いという印象だ。臨床心理士ですら受容が苦手な人はちらほらいると思うから注意が必要。
回復を早く進めたいと思う時に積極的にアドバイスをくれるロジカルなカウンセラーに惹かれる傾向がある人は、どちらかのタイプのカウンセラーしか選べないとすれば、アドバイスを積極的にするカウンセラーはセミナーやブログなどの閲覧で回復のために活用し、自分の気持ちを尊重してくれるような受容的なカウンセラーさんのもとで、長期的に回復を目指していくことをお勧めする。