世の中は本当に良くなっているのか:ジジイの戯言
小学生の頃、家の前の川でよく遊びました。
釣りはしませんでしたがタモで
魚を採ったり、蟹を採ったりしました。
上流の方へどんどん川の中を進みました。
川幅が狭くなっていき、所々清流や淵があり
今だったら「そんなところで泳ぐな」と
言われそうなところでした。
深い水中から見る太陽はことのほか綺麗でした。
中学生の頃、隣の町まで山を超えて
友達と行きました。
「この先には何があるのだろう」という
興味だけの何の目的もない行動でした。
頂上から見える地形は爽快でした。
人々は平地を利用して家がたち、
用水路をうまくひいて水田が広がり、
適度な距離を持って家々が立っていました。
かまどから煙は上りませんでしたが(笑)
仁徳天皇の気分でした。
島田市は大きな工場がたくさんあるなあと
思ったのもこの時です。
お茶畑も日光を考えて作られているなと
感心したものです。
行動範囲は今の子供に比べれば
10倍以上だったでしょう。
親は「頓着ない」(気にしない)でしたし
学校もまた家庭のことに口出しはしませんでした。
当然、「たくましさ」(精神的な)」が育つのです。
あれから40年。(笑)
「たくましい」という言葉が学校教育目標から消え
社会全体が本当に「過保護」になりました。
テレビがそしてSNSが拍車をかけます。
暴力的いじめが減ったと時期を同じくして
精神的いじめが増えました。
SNSまた然りです。
こう言った考え方は
昔はやった「古い考えだとお思いでしょうが」とか
「頑固なじじい」だと思われて
思考遺産ものなのでしょうね。
写真は小学校1年生の担任永田先生が家のミカン山に
遊びに来た時の写真。
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