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戦国時代からクリスマスを祝った日本人
日本にはキリスト教徒は全人口の0.8%しかいないのに
なぜ、クリスマスを祝うのでしょうか。
日本人がクリスマスを最初に祝った記録は470年前の1552年です。
世はまさに戦国時代でした。
キリストの誕生を劇にしたクリスマス劇が流行り、西日本で演じられたのです。
1568年織田信長と松永久秀がクリスマス休戦したのが
宣教師の記録により残っています。
江戸時代、徳川家康はキリスト教を禁止し、クリスマスは途絶えます。
その後、勝海舟がアメリカ人とクリスマスを祝う記録が残されています。
1900年明治屋が店内をツリーで飾りクリスマス商戦を始めました。
(写真:カラー化してみました)
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大正天皇が亡くなった日を大正天皇祭として
休日となったのでさらにクリスマスは楽しみの習慣となりました。
つまり戦国時代から宗教とは関係なく
日本人はクリスマスを楽しんでいたのです。
その後GHQ、マッカーサーによる
日本人のキリスト教化が行われ、3000人の宣教師と
1000万冊の聖書が配られました。
しかし日本人にキリスト教は広まりませんでした。
世界中がこの布教活動の失敗に驚いたのです。
以降、クリスマスは宗教とは関係なくイベントとして定着しました。
いかにも日本人的な和をもってよしとする精神です。