なぜ映画の2作目は1作目を越えられないのか
映画の1作目が2作目を越えられないのは
最初の見た目が印象に残るからです。
では見た目とは何なのか。
人は、なぜ第一印象が大事なのか。
なぜ見た目が大事なのか。
それは、ズバリ「生命の安全」です。
太古の昔から人間が身に付けた本能です。
人は瞬時にして少ない情報から
自分の身が安全な方に行動を起こします。
最初の3秒の見た目が大事。
見た目が大事なのは次の写真を見てください。
どちらに好意を持ちますか。
自分の身が安全だと思う人をこれまでの経験から
瞬時に判断して行動を決定します。
最初の見た目は強烈なインパクトを持っているのです。
映画の1作目も同じです。
僕らの世代は「宇宙戦艦ヤマト」第1作にめっちゃ感動しました。
だから2作目以降はそれを越えられません。
今までに見たこともないようなストーリー。
感じたことのないような映像展開。
それが、強烈なインパクトとなっていくので
なんといっても1作目がいいのです。
「続編」はあくまで「続き」なので
その延長でしかないのです。
だからどんなにいいストーリ展開であっても
どんなに素敵な映像であってもやはり2番なのです。
もちろん「第2作目」の方がいいという場合も人によって
感じ方は様々なのであります。
しかしそれは30%しかないのです。
どうしても人は「比較」するのです。
「比較」とは「格差」です。
「格差」は本能です。
消すことはできません。
ただ、表面に表さないようにすることはできます。