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死んだ後のことは知ったこっちゃない

9年前、父の葬儀に当たり、いろいろとその後が大変でした。


行政書士さんにお願いすること、
様々な支払い、様々な名義変更、保険の請求、遺産分割協議書の作成などなど。
書類がそろっていないと、1円も動かせません。


相続するような遺産はほとんどなかったのですが、
それでも、大変でした。


これを契機に、「エンディングノート」をつくることにしたのでした。


本屋さんで市販されているものは1000円から1600円くらいの厚手のもの。
あるいはネット上にもワードで作成できるものやPDF形式のものなど
いろいろありましたが、私は普通のノートに自筆で書くことにしました。


内容だけは、市販のものを参考にしました。
今年は見直しの年です。


1.わたしの生い立ち・思い出の記録
2.家系図・家訓(残しておきたいこと)
3.お墓・納骨・埋葬法について
4.葬儀について
5.医療・介護・保険について
6.セカンドライフ(終の棲家)
7.財産について(遺言書)
8.後見について
9.もしものときの連絡先
10.メッセージ(伝えたいこと)


自分の子どもについては親と関われるのは
「小学校卒業まで」と決めていましたし、
(実際、その通りでした。あとは子ども自身の意思)
自分は「葬式はしない」と決めています。


戒名も自分で(戒名ソフト)すでに付けてあります。

柴田克美位牌


消費税も上がるので、もう大きな買い物はしないでしょう。
80歳までのあと25年間が残りの時間だと思っています。


親の死は正直「喪失感」をともないました。
しかし、死なない人間はこの世に一人もいません。
白髪も増えてきたので、あと働けるのは10年。


ただ、死んだ後のことは誰もわからないので
この通りにするとは限りません。


遺言を残してもその通りしないことは多々あるわけです。
そうなるとエンディングノートなんか書いても
意味はなく、どうでも良いのです。


あとは知ったこっちゃないのです。
ただ、「意向」だけは残してもいいかなと思います。
そう言う意味で見直しをしています。

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