血圧の正常値なんて当てにならない
=血圧の正常値なんて当てにならない=
2019年4月に発表された「高血圧治療ガイドライン2019」では、 日本高血圧学会で定義されている「高血圧の基準値」は、 診察室血圧が140/90mmHgで家庭血圧が135/85mmHgとされています。
年代別の血圧の診察室血圧の平均値は(2014年日本高血圧学会発表)
・20代男性 120/74mmHg
・20代女性 113/70mmHg
・30代男性 122/78mmHg
・30代女性 112/71mmHg
・40代男性 131/84mmHg
・40代女性 125/77mmHg
・50代男性 138/87mmHg
・50代女性 133/81mmHg
・60代男性 143/84mmHg
・60代女性 141/81mmHg
・70代男性 147/80mmHg
・70代女性 146/78mmHg
私は自分の血圧も含めて高齢者養護老人施設で
10人の血圧を毎日、計っていましたが
140mmHgなんてことは、ごく普通のことです。
私のです。
本当に「現場」ではこういった「平均値」というのは
「参考」にしかなりません。
その人の「平均値が重要」であって
他人と比べての「平均値」はさほど意味はないとさえ感じます。
もちろん200もいっていたら高血圧ですが、その人がいつもと「違う」場合は注意が必要だと思います。
「平均」というのはこのように「考え方で違ってくる」のです。
日本人は「平均」思考が強く、何でも「平均値」を
求めようとするのですが、あくまで参考程度にしか
ならないと言うことを頭の隅に入れてください。
(いずれも日本高血圧学会より)