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太宰治:桜桃忌に思う
明後日6月19日は桜桃忌です。
桜桃忌とは太宰治の亡くなった日です。(実は生まれた日でもあります)
例年全国から五百人くらい集まります。
学生の頃、3回くらい三鷹の禅林寺に行きました。
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社会人になってからは1回だけ行きました。
桜桃忌には太宰のお墓にさくらんぼを埋め込みます。
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「子供より親が大事」(なぜそういうかは桜桃を読んでください。本当の意味がわかります)
さくらんぼを食べます。
太宰治というと暗くて嫌いだという人が結構います。
でも、大抵の人は読まないで批判するだけです。
代表作と言われている「人間失格」「グッドバイ」などは確かに暗く僕は駄作だと思います。
もっと素晴らしいそして明るい作品がたくさんあります。
「パンドラの函」「津軽」「女生徒」「葉」「思い出」「富嶽百景」
など、はぎれよく、訴えかけるような文章は太宰にしか書けません。
誰もが知っているのは「走れメロス」でしょうか。
三島由紀夫と太宰は仲が悪かったのですがお互いに惹かれあっていたのです。
僕は両方、大好きです。
お墓の筋向かいには森林太郎(森鴎外)の墓があります。
かつて瀬戸内寂聴さんが鴎外は有名だけど、模倣にすぎず、ドストエフスキーやヘミングウェイなどの世界に名だたる作家としては太宰治くらいしかないと言っています。
僕もそう思います。
実際、美人ユーチューバーのアリシアさん(ロシア人)も
(ここに出てくる黄昏流星群はいいです。横道)太宰治が大好きです。
桜桃忌には翻訳英語本が墓に並びます。
実家青森の金木に生家があり旅館の頃泊まったことがあります。(今は泊まれません。)
今でも趣のある建物です。ぜひ、作品を読んでみてくださいね。
今は著作権が切れて青空文庫でKindleで、無料で読めます。
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