Luke(ルーク)との出会い
2023.03.16
この日、運命の出会いが…
「運命の出会いなんか無いだろう」
そう思ってました。
型番ぐらい決められたらいいかなあ、ぐらいの気持ちでかるーく訪れた楽器屋さん。
低音楽器が充実しているその場所には、ユーフォニアムも沢山並んでいました。
まずは値段を…と、見ていくと、案外手が届きそうなものばかり。
実は普通自動二輪の免許を持っているので、中型バイク買おうかな〜と思ってお金を貯めてたんです。
この時点で購入する気は全く無く、「とりあえず試奏してみるか」と思って、勇気をだし、店員さんに声をかけました。
試奏
自分の中での値段の上限は90。それを伝えて店員さんが出してくれたモデルは、YAMAHA621S(大学の楽器と同じやつ), 642TS(Neo,トリガー付き), 842S(Custom)でした。
YAMAHAとの相性はそんなに良くないのは知ってたのですが、この三本の中だと「まだ642TSはマシかなぁ」ぐらいでした。
それを店員さんに伝えたところ、「それなら…」と、BESSON INTERNATIONAL(新品),SOVEREIGN(中古)を出してくださいました。
まずは基準をYAMAHA642TSに決め、手を出したSOVEREIGN。右手親指付け根とピストン裏の管が当たってめちゃくちゃ痛かったのしか記憶にありません。
「これじゃない……」
次に手に取ったINTERNATIONAL。
手に取った感想は「軽っっっっ!!!!」。一緒に来てくれていた友達にも持ってもらいましたが、その軽さに驚いていました。
そして吹いてみると、「これだ…!!!!!」。
運命の出会いがそこにはありました(小説かな?)
しばらく色々と試奏してみましたが、どの機種よりも吹きやすく、自分に馴染んでる感じがありました。
しかし、もう1店舗ぐらい見てみようということで、取り置きしてもらうことに。
次のお店に行く直前、目に入ったもの。
「ユーフォケース」
その中に1つ、目に止まったものがありました。
「ケースはこれにしよ」と、その場で即決しました。早い。即決にも程がある。
そして…
向かった先。その店舗は…
さて、もう1店舗ではこれ以上の出会いがあるのかなー?とワクワクドキドキしていたピノさん。
お店の前に到着。そこで見たものとは…!
「本日休業日」
え、?ゑ、、???ヱ?
そんなことある???
まあこれも運命かなぁと、親に自腹で買うことを説明してからお金をおろし(元々ちょっとは持っていってたので不足分)、元いたお店に戻りました。
現金一括。
よくそんなことしたなと今でも思います。
もちろん目に止まっていたソフトケースも購入しました。
帰り道
その日の帰り、買ったばかりのユーフォをソフトケースに入れてもらい、ハードケースを友達に持ってもらい…
帰り道が1番大変でしたね…
一緒に行ってくれた友だち、ほんとにありがとう。
帰りの電車の中では、ひたすら脳内名前選考会議を開催してました。
外国人っぽい名前を「あ」から順番に眺めていました。そこで目に止まったのはLuke,Lucaの2つでした。Lukeなら15歳ぐらいの男の子、Lucaなら小学生ぐらいの男の子かな…?ぐらいのふわっとした感じで考えていました。
あとは音をもう少ししっかり聞いて決めようと思い、友達の家(音出し可)到着後、少しだけ吹いてみることに。
「優しいけどしっかりと芯のある音」が響きました。
Luke
ふわっふわなシルバーブロンドの15歳ぐらいの男の子。そんな子がうちの子になってくれました。はぁ……尊い。
おわり
運命の出会いを果たしたピノさん。
うちの子(Luke)を愛で続けることをここに誓います。
何にも変え難いたった一つの大切なユーフォニアム。
これからずっと続けられたらいいな、なんて。