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「私とユーフォ」第2章

サマコンまでのお話。
ここがほんとに辛かったです。何回部活やめようと思ったことか。

大いなる病み

端的に言うと、「部活での自分の存在意義」を見いだせませんでした。

・rn先輩がユーフォ転向
・後輩も1人入ってきた

つまり、この時ユーフォ3人体制だったんですよね。しかも、自分以外の2人がとてつもなく上手いと。
てことは?あれ、自分いらんくないか…?というか邪魔じゃ…?と考えてしまっていました。

それを同期の何人かには言ってたわけですよ。「やめよっかな〜」みたいな軽い感じで。
(多分)軽い感じで言っていたにも関わらず、色んな人に止められました。某M君(Tp)とかS君(Tb)とか。
今になっては、新歓レクで頑張って話して良かったなと常々思います。彼らに止められてなかったらほんとに辞めてました。
かる〜く言ってたつもりでも、本気度が伝わってたのかもしれないですね。

まあそんなこんなで(?)部活はとりあえず続けようと思ったピノさん。残ると決めたからには自主練しまくって見返してやるんだ!と心に決めます。
さすがにねえ、あれだけ上手い後輩がいるとメンタルボロッボロでした。
何回やっても思ってるような音が出ない、表現も上手くいかない…。

まあそんな中で1番お世話になった(?)のはss先輩とS君です。
楽器庫で自主練していた時、もうちょっとこーしてみたら?とアドバイスをくれたり、色々と相談に乗ってもらったりしてました。

サマコン前にはだいぶ基礎が定着していて、思った通りの音程をクリアに発音できるようにはなってたんじゃないかと思います。

サマコン2022

えぇ、よく覚えておりますとも。2022.07.03、この日は色々ありましたね。
あ、コンバスの同期の誕生日でもありました。
おめでとう。

大事件!!!

まずは朝から。
後輩ちゃんから「遅刻します」の連絡が入って以来、中々来ない。
どうしたんだろう…?何かあったのかな…と不安になっていました。

そんな中始まったリハ。

「(後輩)ちゃん、着いたけどしんどくて動けへんらしいからちょっと見てくる」と、スマホを持ってバタバタと慌ただしく駆け出して行ったrn先輩。
そしてユーフォの席に1人取り残されたピノ。
内心、「えっと…?これは『詰み』ってやつですかね…」と思ってました。
まあ逆に言えば自分の実力を測るチャンスとも言えたんですが…。この時のピノさんは知る由もなく…。

リハでは、「自分一人で3人分吹かないと…!」と思ってました。今思えばこの時アドレナリンドバドバ状態で、自分の肺活量の最大でこの日1日吹いてたのかなと思います。

結局、後輩ちゃんはリハ終わりまでに回復せず、「体調不良のため早退」となりました…。
リハの時点でだいぶ覚悟はしていましたが、音量的にもやはり「ユーフォ7年目」の後輩を頼りにしていたので、「やばい…」としか思ってなかったです。

本番。

実は、今まで乗ってきた本番の中で最も印象深く、そして自分の中で最も達成感があったものは、このサマコンでした。

1-1 鷲の舞うところ

この曲では、「新しい世界」の広がり、そんなのをイメージして吹いていたように感じます。
ちょうどこの時の自分は「新しい」学校で「新しい」仲間に出会い「新しい」楽器に出会った、という状況下にあったこともあり、「世界」が広がっていくのを身をもって体感していました。
それも相まってか、とてもイメージしやすかったです。悠々自適に空を舞う鷲。その世界の広がり。
(とか、ちょっと小説みたい?に書いてみる)

1-2 RAIN

この曲はほんとに難しかったです。
「弱奏」
吹奏楽経験者なら分かるんじゃないかなと思うんですが(ド偏見)、これがまた難しくて…!!
ppでの数拍伸ばし。低音でも高音でもキツいんですよね…。ただ、それは自主練等で既に分かっていたので、基礎練のすぐ後とかによく練習してました。
この曲は色んな「雨」を想像しながら吹いてました。
イメージはしやすかったんですけどね、それを音で表現する技術が追いつかなかったです。
でも今となってはこの曲のおかげで弱奏に対する恐れみたいなものは無くなりました(苦手ですが)。

1-3 イーストコーストの風景

計3楽章あるこの楽曲。楽譜を貰った時は長いし難しそう…と思っていましたが、案外中身はそこまで技能的には難しくなく…。
拍がとりにくい、楽譜が手書きで読みにくい以外には特に思うところがなかったのかな…?
イメージもしづらいとか思わなかったような気がします。
あー、思い出した。この曲あれだ、ユーフォには珍しくパート割りがあって。

1st→rn先輩
2nd→ピノ、後輩ちゃん

だったのかな…たぶん。
たまたま自分と先輩が別パートだった、ということが功を奏し、リハのときに、「何とか耐えるね…」って先輩と話してたような気がします。

あ、そうだ。この曲あれか、今よりも「低音苦手」だったピノさんにとっては最大の難関LowDあたりが出てくる曲だ、確か。
2ndということもあって1stより音が低かったんですよね。
当時の「LowB以下…やばい…」というピノさんからしてみれば、LowDなんかしんどくてしんどくてしょうがなかったです。
ほぼペダルやん…と思いながら吹いてました。
うわあ…深みとかまで考えられてなかったの、今思うとだいぶ悔しいな…。
そのうち個人練でやーろうっと。

2-1 「ライオンキング」メドレー

サマコン2022の中で唯一知っていた曲。
元々ディズニー好き(親の影響大)ということもあって、小さい時にディズニー系統の映画見まくってたんですよね。
そんな慣れ親しんだ曲。
吹いているだけで映画のシーンが浮かび上がってくるようでした。
本番では静かなところの拍数え間違えるっていう大事件を起こしたんですけどね!(だいぶよくない)
まあ、幸いにも静かなところ→もっと静かなところっていうところの拍を間違えてpppぐらいで1小節間違えて入ってたのでたぶん…バレてないかなとか……
ほんとにごめんなさい…

2-2 「陽が昇るとき」IV.陽光

やってきました、最難関、「連符」
これは楽譜が配られた瞬間に絶望したのを覚えています。
れ...れんぷ…
うぇ…?最後の最後で高音…!?
ってなったのをとてもよく覚えています。
まあ…本番ではそこまでの練習の成果があらわになった、とも思いましたが。
実はこのサマコン当日、rn先輩は楽器の不調(…憶測)によりあんまり高音を吹けるような状態にはなかったです。
「後輩も先輩も死んでる…つまり自分がやるしかない」そんなことも考えつつ迎えた本番。
楽器演奏において何を身につかるべきかを学ぶことのできた、非常に有意義な時間でした。
連符もそうですが、「深みのある音」にはまだまだ程遠いなと思いました…。

En ベイブリーズ

なんも覚えてなーい。ごめんなさい…。
陽光で体力を使い果たしてしまって、本気では吹けなかったです。
まあそれが功を奏したのか、いい感じに力を抜いて演奏できてたのかなとは思います。

閉幕

さて、色々あったサマコン2022、無事閉幕いたしました。
そんなこんなで(?)「私とユーフォ」第2章も幕引きと致します。

(誰やねんw)

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