Dougal The Garbage Dump Bear(翻訳)2

次の日、男の人はベンチをみつけてドゥーガルを座らせてくれました。もう車に轢かれる心配はありません。
2週間ほど経ったある朝、ドゥーガルがベンチに座っていると、不思議な声がきこえました。
ハチだ!ハチじゃないか!ドゥーガルが周りを見回すと、丸太の上にハチが座っているのに気付きました。
「こんにちは!」とドゥーガルが話しかけると、「こんにちは!ここはどこなの?火星かな?」とハチが聞きます。
「ゴミ捨て場だよ」
「そうみたいだね。ボクって運がいいや!」とハチは周りを見て言いました。
「ボクはドゥーガルだよ」
「ボクはブンブン!会えて嬉しいな!もっと良い場所じゃないのは残念だけれど」
「慣れればそれほどひどい場所じゃないよ」
2人は並んで座って、機械が仕事をするのを見ていました。
それから少しして、男の人がやって来て2人と一緒にお昼ご飯を食べました。ベジマイトのサンドイッチとスポンジケーキ、りんご、冷たいコーヒーでした。
「本当だね、キミの言う通りだね、そんなに悪い場所じゃないみたい」とブンブンが言いました。
ブンブンとドゥーガルは仲良しになり、一緒に面白いことをたくさんしました。門の前の池に行ってアヒルを見たり、働くトラックを見たり。
「今日はすっごーく暑いね!」とブンブンが言うのでエアコンのきいたドラゴンの中に入って休みました。
「なんて雨だろう!すごい!」ブンブンが言いました。雨の日は2人で雨の量を調べました。
時々、それは金曜日のことが多かったけれど、2人は男の人たちと仕事の後にビリヤード場に行き、夜遅くに帰りました。そしてその次の日には、ジンジャービールを飲み過ぎて、具合が悪くなってしまうのです。そしてエアコンで涼しいドラゴンの中でブンブンが「もうしないよ」と後悔し、ドゥーガルは「アイスコーヒーが飲みたい」と言うのです。
ある朝ふたりが池にアヒルを見に行くと、恐ろしい音がきこえました。
「何の音??」
「全然分からないよ」
ふたりはゴミ捨て場の山に上り、音がどこからきこえるのか探しました。ふたりは目を疑いました。

「大変だ!どうしよう!」ブンブンはドラゴンがひっくり返っているのを見つけました。音もしなければ煙も吐いていません。
「可哀想なドラゴン、大丈夫だよ、ボク達がキミの面倒を見てあげるからね」
ふたりは男の人たちがクレーンでドラゴンを持ち上げる間、ドラゴンのそばで励ましました。
クレーンがドラゴンにクサリを巻きつけます。
「気をつけてね、エアコンを壊さないでね」とブンブンは心配そうに言いました。
クレーンがドラゴンを持ち上げ、修理する為に工場に運ばれ、2、3日入院したけれど、病気だったとは思えない!新品みたいに元気になって戻ってきました!
ドラゴンがゴミをそーっと、気を付けて押し出したくさんのオモチャがゴミ捨て場で壊れることなく救われることをふたりはとても嬉しく思いました。ふたりはたくさんのオモチャを助け出しました。
小さなクマの家族。中くらいのクマが11個。犬2個。大きなクマと小さなクマの兄弟。象。オオハシ2個。キツネザル2個。ホワイトタイガーとスコットランドの大鹿。うさぎが5個。青い狐と赤い鼠。ピエロとそのガールフレンド。エリックという名前のコアラ。ハニーという名前の小さな人形に、ガスという名前のゴリラ。それから毛むくじゃらの…これが何かわからないけれど、ふたりは仲間にしました。
でも45ものオモチャがひとつのベンチで暮らすのは無理だったので、男の人はみんなを池の近くに連れて来ました。
「ボクたちが一緒にいることは良いことだよ」とブンブンが言い、ドゥーガルが「アヒルたちを怖がらせちゃダメだよ」と言いました。

今回はここまで。

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