ナツセ

お手やわらかに

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最近の記事

たまたま隣り合わせたおばあちゃんに心が救われた話

心が疲れ果てて、何も考えたくない日が続いていた。 同棲中の彼とはうまくいかず、数日家出をしている。 地元の父は体調が良くなく、母がその介護で神経をひとり擦り減らしている様子を毎日電話で聞いている。 私自身も、もうアラサー。 元々ポジティブシンキングではないけれど、 一向に進まない結婚の話や、積み上げている実感のないキャリアなど、自分の将来のことは先の見えない闇の中にあるような気がしていたし、 もちろん年々年老いていく両親のことも心配だ。 おまけに私自身の体にも病気が見つ

    • 過去の選択が未来で正解になること #あの選択をしたから

      「人生何周目ですか?」 世の中には、そう聞きたくなるほど、 生きるのがうまい人たちがいる。 そんな人たちとは対極にいる、 確実に人生1周目の私は 新卒入社した会社を10ヶ月で辞め、 その後転職先の会社を11ヶ月で辞める選択をした。 辞めた理由は様々あるが、今回は割愛して。 結果だけを見れば 新卒から2年足らずのうちに2社を辞めた、 ただの根気のない女になり果てていた。 その2社ではなかなかにしんどい思いをしたし、 その後も消えない、仕事に関する コンプレックスを抱えるこ

      • 【きのこ帝国】猫とアレルギーという曲の歌詞

        きのこ帝国 「猫とアレルギー」という曲が 今になってぶっ刺さりまくっている。 繊細で、儚いメロディーで 別れた男性(=あなた)への気持ちを 優しく可愛らしく、たまに感情的に歌った歌だ。 「話せなくていい 会えなくてもいい  ただこの歌を聴いてほしいだけ あなたの顔や あなたの声が 夢に出る夜はどうすればいいの」 冒頭から、刺さる。 この冒頭を聞いただけで、 主人公が、遠い存在になった「あなた」を まだ想っていることが伝わる。 好きだった、という言葉を使わずに、 想い

        • 他人を幸せにするには、まず自分が幸せでなければいけない

          寒いですね。くしゃみ2回しながらこの記事を書いております。あと1回でルル3錠。 ナツセと申します。書きたいことを書くというnoteなので統一感はございません。悪しからず。 今日のテーマは表題のとおりです。 哲学チックなこと考えるの好きです。 学生の頃は、有名になりたいとか、 何かしらで名を馳せたいとか、 下心満載で名声を求める気持ちがあったのですが、 (これといって得意なこともなかったくせに) 最近歳を重ねたからか、とりあえず、 まずは周りの家族や友人や恋人が幸せでい

          目標通りにいかなくてもいい目標を立ててみた

          この何年か、年始に「1年の目標」を立てていなかった。 なぜなら、目標を立ててもそれ通りになんていかないことのほうが多いからだ。 年が明けてすぐの、新鮮な気持ちで目標を立てること自体は嫌いではない。 しかし、年末になり、年始に立てた目標を振り返ったときに、未達成で落胆するのが嫌なのだ。必要以上に自己嫌悪になってしまう。 そもそも、私の人生の教訓として、「人生は思い通りにいかない」というものがある。 私の場合は主に仕事面でだが、新卒の自分には全く想像つかなかった道を今は歩ん

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          乃木坂46「他の星から」-アイドルに紀の善のあんみつと歌わせる秋元康

          乃木坂46の楽曲はかわいさだけでなく 儚さや切なさを感じる。 その儚さ切なさは秋元康マジックにかかることで 印象的な比喩や固有名詞となり、 聞き手に実感を伴って届く。 今日ここで書きたい乃木坂46の楽曲は 「他の星から」だ。 冒頭で抜粋した数行の歌詞だけでも、ポイントが多くある。 ①「紀の善のあんみつ」 何よりも注目したいのは、紀の善のあんみつという、一度聞いたら忘れられないパワーワードだ。 紀の善とは、神楽坂にある甘味処。 ただのあんみつではなく、紀の善という指定

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          もしも叶うなら来世で

          もしも叶うなら、アイドルになりたい。 私は女性アイドルが好きだ。 48グループから始まって、坂道もK-POPも大好きで、我ながら守備範囲は広いと思う。 特にここ数年は乃木坂46が大好きで、同じく乃木坂好きの親友とライブに行ってはペンライトを振り回し、 推しの可愛い画像があれば共有し、 新曲が出ればダンスのコピーに励み、歌詞の分析をする。 乃木坂はビジュアルはもちろんだが、素晴らしい楽曲もたくさんあるのだ。 よく、「男性アイドルじゃなくて?」と言われるが、 かわいく

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          ゲスの極み乙女「あなたには負けない」私の勝負曲

          今となってはなぜこの曲を知ったのか 初めて耳にしたのはいつだったか一切覚えていない。 けれど、この曲に出会ったおかげで私は生き延びられたと言っても過言ではない。 ゲスの極み乙女。 「あなたには負けない」 あなたには負けないと連呼するサビから始まるこの曲。 この曲を狂ったように聞いていた時期、 私は絵に描いたようなパワハラブラック企業に勤めていた。 社長から恐喝まがいの罵倒を日々受けて 心が弱り果て、逃げ出したくて、生きる意味がわからなくなっていた。 そんなときこの

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