たまたま隣り合わせたおばあちゃんに心が救われた話
心が疲れ果てて、何も考えたくない日が続いていた。
同棲中の彼とはうまくいかず、数日家出をしている。
地元の父は体調が良くなく、母がその介護で神経をひとり擦り減らしている様子を毎日電話で聞いている。
私自身も、もうアラサー。
元々ポジティブシンキングではないけれど、
一向に進まない結婚の話や、積み上げている実感のないキャリアなど、自分の将来のことは先の見えない闇の中にあるような気がしていたし、
もちろん年々年老いていく両親のことも心配だ。
おまけに私自身の体にも病気が見つ