これまでとこれからと今ここの話

久々にnoteを書きたくなった。定期検診というか、自分のチェックとその記録みたいな感じ。


これまでのこと

1ヶ月ほど前、一年ほどお世話になったカウンセラーさんとのカウンセリングが終わった。といってもかなり辛い形で終わったのでそれから一ヶ月ぐらいは割と毎日泣いていた。何故かと言うと、終わった理由が、カウンセラーさんの転勤にあったから。大学がカウンセラーとの契約年数についての制度を変更して、急に今年度で終わりということになったらしい。これには先生も戸惑ってたように見えた。

一年間色々あった。カウンセリングで自分のことをひたすら喋るのは恐ろしいのと同時に快感でもあった。特に一番最初の時期は、自分の話を聞いてくれるのが嬉しくて、まるで赤ちゃんになってお世話してもらってるみたいに思えた。箱庭療法も面白かった……。毎回少しずつ箱庭の内容が変わっていくのが、連ドラを見てるみたいで、ワクワクした。

先生は「善悪や可否などを加えないで、判断を保留して、箱庭を鑑賞したり私の話に耳を傾ける」という行為があることを身をもって示してくれた。ある日私が「世の中にある嫌なものや悪の存在とかも受け入れられたらいいんですけど、難しいんですよね」先生が、「良いとか悪いとかじゃなくて、ただ、「ある」ってことじゃないかな」と言ってくれたことを、私はきっと忘れない。その瞬間、全てが腑に落ちたかのように感じられたからだ。先生が、人の人生にジャッジを加えず、「ただ、そういう人生がある」として尊重することを教えてくれたのも、きっと忘れないだろう。私は本当に愛されたんだと思った。私は、私の人生が良いとか悪いとかじゃなくて、ただ私の人生がここにあるのだという形で尊重して貰えたことなんて、そうはっきり言って貰えるなんて、ほとんどなかったのでは無いかと思った。私のことを「本当に」愛してくれる人がいる……それだけでとても勇気づけられた。


だから、だから、本当に辛い。自分でもここまで辛くなるなんて思わなかったし、なんなら先生に最初に「3月いっぱいでお別れになってしまいます」と言われた時の感情は静かだった。定年退職かなあとか、まあそりゃそうかとか思ってた。でも感情は後から後から溢れだしてきて止まらない。その日の夜も風呂に入った瞬間アホほど泣いてしまって、その嗚咽が風呂場から親のいるリビングにまで響いてた。マンションだからそれほど広くないとはいえ、親に心配かけるほど嗚咽を漏らして泣いてたことに自分でも驚いた。

死の恐怖や発狂の恐怖に襲われながら体が震えるようなことが2、3回ほど2021年はあったのだけど、これがもしかしたらいわゆるパニック発作というやつだったかもしれないと最近思った。(パニック発作とパニック障害は別ね)そういう時にも先生に手助けしてもらったから、思い入れ(?)は深い。

一年間心のマラソンの伴走をしてくれた、パニック発作が起こった時にサポートしてくれた、私を愛してくれた先生と、お別れしなきゃいけない……。これからどうすればいいのだろう、もう一生会えないのだろうか、なんでこんな理不尽な形のお別れになってしまったんだ、先生無しじゃ嫌だ……。

先生とのカウンセリングはいつも私の助けになってくれた。でも先生は決まってこう言うのだった。
「私はこすもさんの言葉に反応してるだけだから、こすもさんの力だし、お世話してるつもりは全然ないよ。」と。

最終回でも、先生のこのスタンスは変わらなくて、私を押し出すべく色々言ってくれた。

でも、それが寂しかった。先生じゃない別のカウンセラーさんでも、そりゃカウンセリングはできるだろうけど、でもなんだか、私の自立を名目に逃げられたような気がしてしまった。一年間先生が、「このカウンセリングが成り立ってるのは、こすもさんが自分でこのカウンセリングルームに来てるからだし、こすもさんがここにいるのは、自分の心の中の乾いた部分に水をさしたいからじゃないかな」と、私の力を信じて押し出してくれることが本当に嬉しかったのに、そのことが最後の最後でこんなに私を寂しくさせるなんて、あんまりだよ。神様は意地悪だよ。

転勤先のカウンセリングルームの受付の人が許してくれるなら、お金や時間がかかってでも先生に会いに行きたい、という自分でもちょっと驚くレベルの執着心があるのだが、これも叶うかどうかわからない。


ということをどうやら3ヶ月前の私はここに書いていたようだ。今この文章を書いている私は8月終盤の私だ。こうして色々書き残しておいてくれて本当に良かった。忘れかけていたことも思い出せた。

結局、5月にも6月にも7月にも、先生がいない寂しさと悲しさと理不尽への怒りで泣く日があった。先生の転勤先のカウンセリングルームにドキドキしながら電話を入れると、受付の人が「カウンセラーさんの指名?大丈夫ですよ!」とぽかぽかした雰囲気を漂わせながら応えてくれた。暖かくて、嬉しかった。それから私は、カウンセリングに通うのに必要なお金を稼ぐためにバイトを探している。まだ決まっていない。でももうバイトが決まるのを待てそうにも無いので、先に予約を入れてしまおうと思う。

カウンセリングが一旦終わってから今まで、私は必死に努力したと思う。BPDでは無いけど、それに対する治療法が参考になるのでは?と思ってBPDについて調べたり、タロットカードを購入してミニ箱庭療法みたいな事をしたり、大学の学生相談室で別な先生に話を聞いてもらったりした。最近はCBTのアプリを導入して自分でそれをやっている。

でもやっぱり、寂しい。


これから何がしたいだろう。やっぱり先生に会いたい。それをずっと考えてる。会えるならもう、会ってしまった方がいいと思う。

それ以外だと、推してるジャンルの手描き動画を作ってるのでそれを完成させたり、もっと絵が上手くなったりしたい。色と光のチュートリアルという教本があるのだけど、もはや物理の教科書か?って感じだった。でもだからこそ参考になった。

あとは、中編ぐらいの漫画が作りたい。ずっと物語のあるタイプの作品が作りたかったのだけど、色々尻込みしていたから……

今は、辛い。そして寂しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?