ひとのおもしろさ
最近、どんなことも笑い飛ばせるくらい楽しく生きれるようになった。その代わり、どんなことが起こってもへらへらしてしまう自分がいることに気づき、嫌になる。どんな状況になっても、緊張するときも、気分が悪いときも、嫌な思いをさせられたときにも、そこにおもしろいポイントを見つけてうまく自分の中で消化して楽しんでいたつもりだった。でもそれって正しいのかな、と思い始めた。今ではどんな状況でもへらへらしてしまう自分がいて、それが怖くなった。昔から笑顔がチャームポイントだった私の、笑顔、正しく使えてるのかな、。。という悩みからこのタイトルにしました。
人間って矛盾を抱えて生きてるものだと思っていて、行動と言葉が違うことが多々ある。他者に対して一貫性さえあれば社会的に浮くことはないので、取り繕うものの、自分自身の心の声と行動がちぐはぐになって辛くなってしまう人もいる。だから、究極に矛盾を抱えて生きている存在なのだと思う。
その矛盾が引き起こすのは、心の病やその他メンタルに表れてくる。逆にポジティブな面では、その人の深さを表すのだと思う。
明るく見えても裏で悩んで努力している姿、クールに見えてもふと見せる無邪気な表情ややさしさに私はコロッと惚れてしまう。
その逆に、見たくなかった一面が見えることもある。信頼して尊敬していた人の非倫理的な行動や社会的にどうかといわれる行動を見て幻滅することもある。これは自分においてもありえることで、勝手に覚えられているイメージとふと自分が近しくなって心を許した瞬間に幻滅される恐れがあるということなのである。
だから、にんげんって魅力的で尊くていとおしい。
苦しいときほど、こうやって悩み苦しんでいる自分、美しいと思えるようになってきた。悩み苦しみ泣きわめくことができるのは、人間に生まれてきたからだ。
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