見出し画像

2003年、ついにBANGLES の初来日。ダフ屋に一万円を渡した時に、まさかの渋谷警察署宇田川交番のポリスが「ちょっと待った!」

大好きなバングルズの来日が決まり、当日券を買おうと向かった渋谷クラブクアトロの入り口でダフ屋のおにーさんが「¥7,000でいいよ」と言うので一万円を渡したところで「ちょっと待った!」突如、警官が登場したが、ドラマほどカッコ良くない。
気の毒におにーさんは逮捕され、私は一万円を没収されコンサート会場に案内された。
その警官は、「ショーが終わったら、宇田川交番に来るように」と言った。
そもそもダフ屋からチケットを購入するつもりはなかった。
チケット代が幾らだったか記憶にないが、¥7,000は安いと思ったのかも知れず、ダフ屋から買うことに。
はて、ライヴはどうだったか?とにかくお釣りの¥3,000がずうっと気になり、全く楽しめなかった。セットリストすらも覚えていない。
隣にいたスーツ姿の素敵な男性に「素晴らしかったね」と声をかけられて、微笑みながら「はい」と答えたような気がする。これから宇田川交番に行かねばならぬ。ひょっとして茶店(サテン)でお茶かコーヒーでもと誘われるのでは、なんて妄想する場合ではなかった。本来なら楽しい会話が弾むシチュエイションなのに。

宇田川交番はすぐ分かるところにあり、観光名所(?!)の一つである。
入るとさっきの警官が調書に何やら記入してと命令し、私は「お釣りを返してください!」と言ったが、「証拠だから」と虚しい懇願に終わった。
80年代の来日ラッシュの頃、たくさんのダフ屋が会場の外におり、開演間近になるとかなり安くしてくれ、あるダフ屋は彼氏と行きなと言い、一枚余分にくれた。
「オレは、外国人ミュージシャン担当」と自己紹介してくれたダフ屋もいたのよね。
コンサートは大抵15分くらい遅れるので良いタイミングで安いチケットが買えた。記憶にないが、警官は不在だったような気がする。
しかし、渋谷であのタイミングでダフ屋のおにーさんが逮捕されるとは想定外であった。
私は警官に超ムカつき、他にやる仕事があるだろ!っと内心叫ぶのであった。くどいようだが、お釣りさえ返ってくればこんなにムカつくこともなかった。
で、あの「証拠の一万円」はどうなったのか?
無事保管されているのだろうか?不安だな。
警官たちが仕事があまりにもなくてストレスが溜まって飲み会でも行ったのかなぁと妄想。

証拠と言えば、成田空港などで密輸がバレて押収された巨額の覚醒剤や大麻は保管するのだろうが、保管期限はあるのだろうか?
保管場所は? 
どう処理するのだろうか?
陰謀論っぽいが、麻薬取締局がボーリョク団に横流ししているのかも知れない。
密輸にもいろいろな方法があり命懸けだったりする。
本当にご苦労さまでございます。



いいなと思ったら応援しよう!