アイノイツキ流「無個性な漫画」=アリストテレスの悲劇論インスパイア説
前回の投稿の後、改めて書棚を漁ってみたところ、見つけました。タイパク読解に使えそうなテキスト。
ホメーロスは、ほかの多くの点でも賞賛に値するが、とくにたたえられるべき点は、詩人たちのうちで彼だけが、詩人みずからがなすべきことをよく心得ていることである。すなわち詩人は、みずから語ることをできるかぎり避けなければならない。そういう仕方で詩人は再現する者となるのではないからである。
ところが、ほかの詩人たちは、詩の全体を通じて自分を表面に出すのであり、再現をするのは、ごくわずかの