見出し画像

the LATITUDES Network:研究デザイン別に分類された妥当性評価ツールのポータル

  • Whiting P, Wolff R, Savović J, Devine B, Mallett S. Introducing the LATITUDES Network: a Library of Assessment Tools and training to Improve Transparency, Utility and Dissemination in Evidence Synthesis. Journal of Clinical Epidemiology. 2024:111486. doi: https://doi.org/10.1016/j.jclinepi.2024.111486.

JCEに掲載されていました

タイトルの通り、 the LATITUDES Networkというポータルの紹介記事です。

活動の目的
研究者がエビデンス統合[evidence syntheses](系統的レビュー)で使用するのに最も適切な、研究の妥当性(バイアスのリスクと適用可能性)を評価するためのツールを特定することの支援を活動の目的としているそうです。

ESにおける評価ツールの現時点での課題

  • エビデンス統合における妥当性評価の重要性、

  • 利用可能なツールの質と数の多さ、

  • 研究者が適切なツールを選択して使用することの難しさ

バイアスリスクの何が問題なのか
研究の設計、実施、または分析の欠陥が原因で、研究の結果または結論が体系的に歪められる可能性が高い

バイアスのリスクが高いということは、研究の結果や結論が信頼できない可能性が高いことを意味する


主要ツールはトップページに並んでいますが

LATITUDES key tools

各種研究デザインごとに開発(開発中も含むと論文内では解説されて居ました)されているツールをトップページの検索機能を使って探すことができます。

ツールの検索画面


システマティックレビューで検索した結果表示されたツール

開発中ツールは別ページにありました。このページへの登録も自己申請できるようです 


EQUATOR NETWORKと似てる構成(ポータル)だなと個人的には感じました。
いずれにせよES界隈の皆様には有用なポータルとなりそうです。

いいなと思ったら応援しよう!