うーまく12歳

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最近の記事

ChatGPTの活用判断フローチャート

先に見ていたトロント大学図書館のサイトに別に参考になる資料があった&CC-BYだったのでこちらもメモ ChatGPTの利用は安心ですか? 続きのIs it Safe to use ChatGPT to Write your Search?のセクションも興味深いですが、訳すのはまた別の機会に ref.Is it Safe to use ChatGPT to Write your Search? U. of Tronto Libraries.https://guides.l

    • 感度 vs 精度

      トロント大学図書館のサイトの解説を拝見して納得したのでこちらに自分用に翻訳してメモ [参照]Precision vs. Sensitivity. Univ. of Toronto Libraries. https://guides.library.utoronto.ca/c.php?g=577919&p=4304403 効果的な検索のポイント 文献を検索する際、自分自身に問いかけることが重要です。:あなたは文献を精度を優先した検索したいのか、それとも感度を優先した検索し

      • PubMedの近接演算はストップワードを含んでしまう

        2022年からPubMedで近接演算子が使えるようになって2年も経つのですが今更知った衝撃の事実。 個人的には待望の機能で、PubMedを使う場合活用していました。特にフレーズインデックスエラーの場合。 うっかりものの私が気づいたわけではなく、Tracy さん(海外のライブラリアン)がSNSでおっしゃていたのを拝読して、へ??と思い、検証してみました。 最近私の周りでホットなSDOHをPubMedで、近接演算子を使って検索したのが以下の画面です。 PubMedでの近接演算

        • レビューに適当な文献数は?レビューの検索ではどのくらいの精度があればいい?

          Carrieさんの #FiveMinuteFriday を拝聴して忘れないうちにメモします。 レビューに適当な文献数は? これは、文献検索に関してよく話題に挙がるトピックと感じます。先日お話しさせて頂いた講座でも「検索語(関連語)はいくつあげたら十分ですか?」「何件くらいの結果だったら適当ですか?」といったご質問を受けました。(私の回答は、「ケースバイケース。レビュー担当者とご相談しながら落としどころを検討することが多いです」と言う内容を返した気がします。) システマティ

          研究課題(リサーチクエスチョン)の策定

          リサーチクエスチョンの策定は、エビデンス統合プロセスにおいて最も重要なステップの一つです。 この段階では、あなたとあなたのチームは、あなたの関心があるトピックにおける知識のギャップを特定し、特定の質問に答えることを目指しています。 Xを処方すれば、患者にYが起こるのか? あるいは介入を評価する XはYにどう影響するか? あるいは、既存のエビデンスを統合する Xの本質は何か? 目的が何であれ、エビデンス統合を成功させるには、適切なスコープで明確に定義されたリサーチ

          研究課題(リサーチクエスチョン)の策定

          DBごとのtips:構文ガイド

          毎度DBごとに翻訳する際、それぞれのヘルプ見てなんだっけ??ってなって作ろうと思いながら5ヶ月ほど(。。。。)放置していたら Zahraさんが素晴らしいマトリックスを作成されていた! ありがとうございます データベース構文ガイド UVic Libraries Database Search Syntax Guide (Business/Medicine).University of Victoria Libraries. https://libguides.uvic.ca/

          DBごとのtips:構文ガイド

          MEDLINE(Ovid)内での重複レコード削除コマンド

          MEDLINE(Ovid)内での重複除去の方法がわからなくて、今まで時々見かける重複レーコードはEndNote(他DBの結果と合わせての)重複除去で確認してきたのですが、medlibsな知り合いから重複除去コマンドと使い方を教えていただき、実践できました。感動&感謝ありがとうございます。 すぐさま忘れがちなのでここにメモ ..dedup X (Xは重複除去したい検索番号) 複数DB使用時の方法は他のサイトで見て知っていたのですが、シングルDBの時の方法がわからなかったので

          MEDLINE(Ovid)内での重複レコード削除コマンド

          Evidence Synthesisの手順

          私たち司書はエビデンス統合のプロセスに深く関与することができますが、 特定の領域や定量的手法といった専門知識を必要とするステップについては、レビューチームの専門家が管理することが推奨されています。 Institute of Medicine (US) Committee on Standards for Systematic Reviews of Comparative Effectiveness Research; Eden J, Levit L, Berg A, et

          Evidence Synthesisの手順

          自動索引されたMEDLINEレコードはヒトのRCTを除外する頻度が高い

          MEDLINEで長年(2008 versionといずれのフィルターにも書かれていてもう15年以上も改訂されていない!)使われてきた動物のみの論文を除外する検索アルゴリズム(RCT検索フィルターの一部)の使用に注意書きが追加されたというお知らせが目にとまりました。 (すこしまえに #medlibs な方々の話題にも挙がっていました) https://sites.google.com/.../issg-search.../home/humans Askinさんらによる学会発表

          自動索引されたMEDLINEレコードはヒトのRCTを除外する頻度が高い

          PubMedのAutomatic Term Mapping (ATM) :MeSH変換表照会だけではなかったと知る

          8月1日(アメリカ時間)に開催されたNNLMのウェビナーを録画で拝聴。 (当日は時差に完敗し寝過ごしました) 今まで(どこかでご説明いただいたのかもしれませんが)知らなかったマッピングの細かい仕組みに気づくことが出来ました。 How PubMed Works: ATM 日本語の解説資料では(私が参照させていただくことが多い)以下なのですが、マッピングはMeSH変換表→雑誌変換表→著者変換表(著者索引→完全共著者変換表→共著者索引でしたっけ?)の順に参照される。のようにさ

          PubMedのAutomatic Term Mapping (ATM) :MeSH変換表照会だけではなかったと知る

          Evidence Synthesisの種類

          ビデオ:さまざまなレビュー方法の検討 (3分25秒) Evidence Synthesisの種類 エビデンス統合とは、複数の研究からの結果を特定、選択、および組み合わせる方法を指します 。方法論の選択については、レビュー方法論の決定ツリーを参照してください。 エビデンス統合の種類には次のようなものがあります。 Systematic Review:系統的レビュー あらかじめ定められた明確な手順(プロトコル)に従って、特定のテーマに関する既存の研究を網羅的に収集、評価、統

          Evidence Synthesisの種類

          the LATITUDES Network:研究デザイン別に分類された妥当性評価ツールのポータル

          Whiting P, Wolff R, Savović J, Devine B, Mallett S. Introducing the LATITUDES Network: a Library of Assessment Tools and training to Improve Transparency, Utility and Dissemination in Evidence Synthesis. Journal of Clinical Epidemiology. 20

          the LATITUDES Network:研究デザイン別に分類された妥当性評価ツールのポータル

          Systematic Review and Evidence Synthesis

          What is evidence synthesis? Cochrane では evidence synthesisを  “a way of combining information from multiple studies that have investigated the same thing, to come to an overall understanding of what they found.”「複数の研究から得られた情報を組み合わせて、発見された内容

          Systematic Review and Evidence Synthesis

          New Rayyanの使い方(自分メモ)

          【追記】2024/10/07 先週(9/30ごろ)月曜日からlegacyへのリンクが無限ループ(legacyへ切り替わらない)し、接続できない状況でしたが、Rayyanはlegacyバージョンをクローズしたそうです。 個別に(legacyで実装されていたけど現行にはない機能など)リクエストや相談をすると対応してくれることもあるようですので、お困りの点は直接フォームからご連絡した方が良いかもしれません。 Rayyan気がついたら2024年6月に着々とスクリーニングが1レビュ

          New Rayyanの使い方(自分メモ)

          Cochrane Effective Practice and Organisation of Care (EPOC)の検索記録シート

          Search audit template excel spreadsheetデータベースごとに検索式を記録できるフォーマットがEPOCで公開されていました。 質的研究の統合プロトコルフォーマットなどもありました Glenton C, Bohren MA, Downe S, Paulsen EJ, Lewin S. Cochrane Qualitative Evidence Synthesis: Protocol and review template. Version 1

          Cochrane Effective Practice and Organisation of Care (EPOC)の検索記録シート

          ハゲタカ(略奪的)ジャーナルの扱いに言及している資料 2024.3時点

          学術情報(いわゆる研究論文)を探したり、利用したり、執筆したりなどされる方々は一度は耳にされているのではないかと思います。ハゲタカジャーナル・出版社とされる/疑われる論文、だいぶ目に留めるようになってきた所感があります(個人の感想です) でも、あくまで2024年3月30日時点でのメモですので、やはり都度最新の情報は、ご自身でお調べいただくことをお勧めします。 もちろんこれ以外にもたくさんの役立つ資料が有りますが、システマティックレビューを進める中で参照できる資料としては個人

          ハゲタカ(略奪的)ジャーナルの扱いに言及している資料 2024.3時点