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SNSのアルゴリズム変化を理解して、これからの時代の「売り方」を考えよう

6月の末に、アイデアを形にする教室の特別講座「ウェブ時代の「売り方」講座」をやることが決まったので、久しぶりに、自分の業務範囲を越えて、さまざまな業界の「売り方」のトレンドを調べています。

もちろん、「売り方」の根本の考え方は変わりません。ドラッガーの教えが今でも十二分に有効であることからもわかるとおり、マーケティングの基本的な考え方は、数年単位で変わるものではありません。でも、やはりトレンドというのはあるんですよね。

私自身の業務範囲でいうと、SNS上の告知効果は、twitter、youtubeが2強であることは大きく変わっていません。ファッション分野ならインスタ、年代が若くなるとtiktokなどの傾向はあるにしても、twitterとyoutubeが相対的に優位にあることはそれほど変わっていないと思います。

一方で、トレンドの変化を感じるのは、いわゆる「α」アカウント(万、10万以上のフォロワーを持つアカウント)の影響力が、相対的に低下しているのではないか、ということです。この背景にあるのは、ほとんどすべてのSNSにおいて「おすすめ表示」のアルゴリズムが強化・推奨される傾向です。

たとえばtwitterの基本タイムラインは従来、「フォロー」したアカウントのツイートでしたが、近年は「おすすめ」が基本となっています。youtubeも同様で、ショート動画でおすすめされるのは、「チャンネル登録」したものとはほとんど無関係になっているようです。これは、AIによる「おすすめ」を基本にしたtiktokの成功にならったと見ることができるでしょう。

「おすすめ表示」は基本的に、AIによるアルゴリズム表示です。そのアルゴリズムの詳細は非公開ですが、外部から観察されている限り、動画単体の持つ力が以前よりも高く評価される一方、相対的には、アカウントが持つ力(フォロワー数、チャンネル登録者数)への評価は下がっているように見えます。

弊社がかかわっているさまざまなSNSアカウント(数千フォロワーから数十万フォロワーまで)の動向を見ていても、大きなフォロワー数を持つアカウントが、以前ほどコンスタントにインプレッションを叩き出せなくなっている一方で、比較的零細アカウントでも、以前よりも高確率にバズらせることが可能になっていることを実感しています。

6月28日の「ウェブ時代の売り方」講座では、このあたりのトレンドの変化も見ながら、今の時代に、漫画やイラスト、文章や小物、特技など、あらゆるものを「売る」ための基本的な考え方をお伝えしたいと思っています。

「アイデアを形にする教室特別企画」 ウェブ時代の「売り方」講座

日時
2023年6月28日(水)19:30-21:00

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