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性的マイノリティの方々の魅力の源泉

先日、日経MJに「LGBTQ成人式」なる
ものが渋谷区で行われたという記事が
載っていた。

「百人百色の門出」
という見出しの下、性的マイノリティの
新成人たちが集まったようだ。

上記のヤフーニュースにある通り、
仕掛けたのは、女性体型向けのメンズ
パターンオーダースーツなどを手掛ける
アパレル企業

日経MJの記事からは、そういった企業の
存在は感じられなかったが、しっかりと
ビジネス文脈に組み込まれたイベント
あったようだ。

元々、社会の中に一定の割合でこうした
性的マイノリティの方々がいらっしゃった
のは間違いない。
それが、ここのところ急速に話題になる
ことが増え、社会的認知が進んでいる

例えば、紅白歌合戦の審査員として
西村宏堂氏が出演されていた話は、
こちらでも取り上げた。

自分の身の回りでも、直接そのような
方と接する機会が増えた。

昨年来出演の機会をいただいている
DAFの出演者仲間には、クマ美さん
いう「パンセクシャルメンター」
名乗っている方がいらっしゃる。

パンセクシャルとは、恋愛対象を異性に
限定しない
こと。
ご本人は元おかまバーの店長であり、
とにかくトークが面白くて魅力的。
ご自身の波瀾万丈の人生経験を踏まえ、
様々な方からのお悩み相談に応えて
いらっしゃる。

また、先日私が出演した「Z-1グランプリ」
には、現役高校生ながら既に起業し、
トランスジェンダーとして講演活動などを
行っている、岡 笑叶(おか わかな)さん
も一緒に出演していた。

彼らに共通しているのは、
常に自分自身の正直な気持ちに
向き合いながら生きている
という
こと。

そして、自分に嘘を付けないからこそ、
社会との軋轢を感じつつも、
そこで黙ってやり過ごすのでなく、
自分から声を上げ、何らかの行動に
移している
ということ。

自分から声を上げ、動き始めると、
そこに更に色々な情報が集まって来るし、
色々な人が応援してくれるようになる。

もちろん、とんでもない嫌がらせに
遭ったり、余計なお荷物を抱えたりと
いったマイナス面も出て来るだろう。

それでも、自分自身と向き合いながら、
日々を懸命に生きていく
ことで、
逆境にも堪え得るようになり、
人としての魅力が一層輝きを増す
ではなかろうか。

自分自身がマイノリティの方々の
気持ちを分かっているかと言えば、
せいぜい「分かった気になっている」
程度
である。

どんなに頑張っても、本人たちになり
きったつもりでも、恐らくどこかに
ズレが生じる。

それでも、彼らの声に耳を傾けることで、
「多様性」を自らの中に取り込んでいく
心構えは常に持っておきたいと思う。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。