何をもって憶えられたいか?
気鋭のドラッカー研究者である、
ものつくり大学教授の井坂康志さんが
書かれた、
『ドラッカー・フォー・サバイバル』
という本がある。
読みたての頃に、感想のようなものを
書いたのがこちらだ。
この本を使い、著者ご本人もお招きして、
毎月読書会が開かれている。
なかなかタイミングが合わないことも
多いのだが、昨晩は久々に顔を出すことが
叶った。
そのテーマが、タイトルに掲げた
「何をもって憶えられたいか」
という問い。
ドラッカーの残してくれた数々の言葉の
中でも、特筆すべきものの一つであり、
メガトン級のパンチ力を持つ、極めて
示唆に富んだものだ。
この問いに対して、参加者の皆さんが
それぞれどう向き合っているのか、
少人数のグループに分かれて
お互いに思いの丈を語り合った。
言葉にすると、それは現実化する。
オカルト的に聞こえるかもしれないが、
これは世の中の理(ことわり)の一つ
であると思う。
「何をもって憶えられたいか」という
問いに、真剣に取り組み、言語化する。
その言葉を、ハッキリと口に出す。
そうすることで、自分の思いが現実に
近付いていく。
昨日の会では、4人のグループで
語り合ったのだが、皆さんそれぞれが
何らかの道におけるプロ。
プロとして歩んできた道を振り返り、
それを「本」という形で結晶化する
ことで、自分が憶えられたい内容を
憶えられたい人たちに届けることが
できるだろう、じぶんなりに要点を
まとめるとそんな話になった。
私もこうして毎日1,000字強のnoteを
書き続けているものの、著書がある
わけではない。
やはり、自分はこんなことをやって
います、ということを名刺代わりに
伝える媒体として本を書くことが、
以前より達成したい目標として頭の
片隅を占拠し続けてきた。
昨日の議論を機に、益々この目標に
向けて具体的に動き出さねば、
そんな気持ちが湧き上がっている。
こういう時は、勢いのあるうちに
矢継ぎ早に行動するのが肝心。
企画の具体化作業を行う予定を、
早速カレンダーの空き時間に詰め
込んでみた。
とにかく速やかに行動に移す。
行動すれば、何かが変わる。
変わることで、均衡が崩れ、
事態が動き出す。
そこで更なる行動が必要となる。
そうやって、変化変容の渦を巻く。
ワクワクする方へと、渦を巻いて
巻いて巻きまくる。
自分がワクワクするようなことを
実現し、それをもって多くの人に
憶えてもらえたならば、限りある
人生を有効に使ったと評価しても
良いだろう。
ポジティブムードで迎えた週末の夜。
毎日をこんな気持ちで過ごせるよう、
どんどん渦を巻いていこう。
そんな決意も新たに、眠りについた
のだった。
最後に、
これを読んでくださった皆さんは、
一体どんなことをもって、
誰に、
どんな風に、
憶えられたいですか?