26th DAF
昨日は、四半期に一度のお約束、
ドランクアカデミーフェス、
通称DAFに参加して来た。
早くも26回目を数えるこの
イベント、念のためコンセプトを
説明すると、
Drunk お酒を飲みながら
Academy 多くの役立つ学びが得られる
Fes お祭りイベント
である。
今回は、13人の登壇者が、
10分という限られた時間の中で、
今最も伝えたいことを、
それぞれの個性を存分に発揮し
ながら表現してくれた。
既にこのnoteやFacebookで告知して
来たのをご覧の方はご承知の通り、
私は今回オーディションの一環で、
公開トライアウトと題し、開演前の
時間帯にて5分間のプレゼンを
させてもらった。
その内容について反省、反芻する
投稿は、別途明日にでもするとして、
今日は全体の感想を記憶のホットな
うちにしたためておきたい。
全体を通して、今回自分が
受け取らせてもらったと思う
メッセージは、1つ。
である。
毎回、「プロ」とは何かということを、
多くの出演者から何度も何度も見せて
もらってきたので、今さら指摘する
ことでもないかもしれない。
それでもあえて、このメッセージこそ
昨日の自分にとっての最大の学びで
あり、収穫であったと総括したい。
自分自身の「プロ」論を持っている
人も多いだろう。
「プロとは・・・」という形で、
プロの何たるかを頭の中に描き、
言葉で定義しているという意味だ。
私自身の「プロ」の定義は、
である。
それで食べているということは、
お金をいただいているということ。
自分の仕事に報酬が発生している
時点で、「プロ」であるべきだ。
しかしそれだけで「プロ」と呼ぶのは
少々はばかられる。
そこで、二つ目の文が出て来る。
言い換えれば「プロとしての矜持」を
持っていることが重要だという意味。
出て来た13人全員、揃いも揃って、
この「プロとしての矜持」が
半端なく高い。
なおかつ、司会の西澤さん、脇を
固めるスタッフの皆さん、物販で
参加している方々も含めて、
みんな一様にプロ意識が高く、
仕事にソツがない。
個別のパフォーマンスについても、
稿を改めたいと思っているため、
今日のところはあまり詳しい内容に
まで立ち入らないが、
「プロとしての矜持」をヒシヒシと
感じた具体的なポイントをいくつか
挙げておきたい。
まず、「入念な準備がものを言う」
ということがある。
これは、自分が5分しゃべることに
なって、いざ準備をどうしようかと
考え、色々実行したことを通じて、
演者の皆さんが普段どれだけの
エネルギーを注いでステージを作り
あげて来たかがリアルに感じられた
ことに起因している。
自分が伝えたいメッセージを、
より伝えやすくするために、
キャッチーなコピーを考える人もあれば、
小道具を仕込む人もいるし、
声色やアクションを含めたステージ
パフォーマンスを練り上げる人も
いる。
その努力を、これまでもある程度は
分かっているつもりで観てきたが、
より肌感覚での理解が進んだ、
そんな心持ちである。
そしてもう一つ、「素晴らしい場を
共創しようという心に溢れている」
という言葉を挙げたい。
観客のうちの一人が、
「なんてあったかい場なんだろ」
と投稿していたが、それは関係者が
みんなこの場を素晴らしいものに
しようと思い、行動しているからに
他ならない。
ベテランか、それとも若手か。
男性か、それとも女性か。
演者か、それともスタッフか。
そういうことに一切関係なく、
お互いに穴をカバーし合って
場をホールドし続けようとする
様子が、伝わってきた。
やっぱり、みんな「プロ」なので
ある。
こういう「プロ」に囲まれながら
仕事ができたら、その仕事をする
ことそのものが「ご褒美」的な
意味を帯びるはずだ。
そのためには、自分の「プロ」度を
より一層高めていくしかない。
「プロ」は「プロ」とお互いに
引き寄せ合う。
そんな「プロ」を目指すのだ。