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アサーティブなコミュニケーション
「Assertion(アサーション)」
「Assertive Communication
(アサーティブコミュニケーション)」
これらの言葉を最初に聞いたのは、
もう20年近く前のことだと記憶して
います。
「Assertive」という単語自体、
普段のビジネス上の英会話でも
ほとんど使わずに済んでいたため、
一時流行った言葉でありながら、
腹落ちするほどには使い込む機会が
なかったのですよね。
先日、普段からよくお世話になっている
「大人の小杉ゼミ」というコミュニティで
小杉先生が「アサーション」に関する
説明をして下さり、改めてこの言葉の
意味と、その概念の重要性に触れました。
「Assertive」を辞書で引くと、
「断定的な」
「積極的な」
「威勢のいい」
といった意味が出てくるので、
強烈な勢いでグイグイ人をプッシュする
コミュニケーションのことを指すものと
イメージされるかもしれません。
しかし、小杉先生曰く、
「アサーションとはWin-Winなコミュニケーションのこと」
との端的な説明なのです。
そこで気付いたのが、単語の意味から
受ける印象と、コミュニケーションの
文脈で使われる意味との間に、少し
ギャップがあること。
そして、そのギャップの存在が、
何となく覚えにくい、理解しにくい、
そんな印象を持つ原因になっていた
ということ。
ChatGPTに、中学生でも分かるように
説明して!と訊いてみると、こんな
答えを返して来たので共有します。
アサーションとは、自分の意見や気持ちを相手に伝えることですが、相手を傷つけず、自分も我慢しない方法です。自分の考えをしっかり伝えるけど、相手の意見も尊重します。例えば、友達に「今日は遊びたくない」と言うときに、ただ「嫌だ」と言うのではなく、「今日は疲れているから、また今度遊ぼうね」と伝えることです。アサーティブコミュニケーションは、相手との関係を良好に保ちながら、自分の気持ちを正直に伝える大切な方法です。
このアサーションが大切な理由、
それは、他人に気遣い過ぎて、
本来伝えなければならないことが
ちっとも伝わっていないという
「コミュニケーション不全」を
絶滅することが、会社における仕事の
効率や効果を、グンと上げることに
つながるから。
「Win-Winが大事!」という掛け声は、
『7つの習慣』が出版されて以来、
至るところで頻繁に耳にするようになり、
すっかり社会に定着したように思います。
この「Win-Win」を常に頭に置きつつ、
伝えるべき内容を端的に、ズバッと、
伝わりやすいように伝えること。
それこそが「アサーション」である、
というのが本日のまとめです。
やはり、重要なコンセプトや言葉たちは、
時間や手間をかけて調べ、考えを巡らせる
などしてじっくりと真摯に向き合い、
腹落ちをさせることが重要だなぁと
改めて感じますね。
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