強み、強み、強み、強み、強み
お経のように、いや念仏のように、
「強み、強み、強み、、、」
と唱えてみる。
あるいは、タイトルにあるように
ひたすら書き綴ってみる。
ふと、「強み」という言葉自体が
何を意味しているのか分からなく
なり、不安が押し寄せる。
すぐに呼吸を整えて、落ち着いて
字面を見る。
もう一度、念仏のように唱える。
そして、その「強み」をこそ、
自分の人生に生かすのだ!と
心に刻み込む。
「強み」というのは、そうまでして
心に刻み込んで生きるべき、それ位
重要な概念だ。
そんな思いが、心の底から沸き上がる
に至って、こんな日記を書いている。
「ストレングスファインダー」
いうなれば「強み発見器」と訳しても
よいようなツールがある。
つい二週間弱ほど前の投稿で書いた。
このツールを使い、改めて自分の
強みを見直したばかりだった。
ここに来て、こればかりではない、
様々なところから、自分の強みに
フォーカスせよ!と言われている
かのような話が、次々と身の回り
に舞い込んできている。
中でも、最も大きな影響を自分に
及ぼしているのが、ドラッカーに
関する勉強会だ。
日本におけるドラッカーの分身と
言われた上田惇生先生と、共著で
ドラッカーの人生に迫る良書を
著した井坂康志先生による、
『ドラッカー入門新版』
の背景を丁寧に読み解いていく会
に参加させていただいている。
昨日が10回シリーズの6回目、
テーマが「セルフマネジメント」
だったのだが、ここで出て来るのが
また「強み」である。
ドラッカーは、徹底して
「強みを伸ばせ」
と言い続けた人であった。
「強み」を見つけ、それを伸ばす。
それによって、世界に貢献できる。
「うまくいったもの」や
「できたもの」にフォーカスせよ。
「問題」にフォーカスするな。
「弱みには目もくれるな」
という考え方。
なぜなら、弱みを強みに変えること
なんてあまりに非効率、いや不可能
とすら言えるから。
しかし、日本人にありがちなのだが、
ともすると「弱み」をカバーする
ような行動に出てしまう。
その分「強み」を磨く時間が奪われ、
心のワクワク度合いが侵される。
「尖り」が削られて丸くなる。
凸凹が埋められて平らになる。
尖ったままでいいのだ。
もっと鋭く尖らせろ!
凸凹したままでいいのだ。
もっと起伏を激しくしろ!
それが、ただの独り善がりであっては
ならないが、あくまでも世の中を良い
方向に導くものである限り、
「尖り万歳!」
「凸凹万歳!」
なのである。
では、どうやって、
「強み」と「独善」の
区別をつけるのか?
それは、人に訊くのが一番。
自分が何をもって世の中に貢献して
いるのか。
人に訊けば、もっともらしい答えも
得られるだろうし、意外な答えも
見つかるだろう。
そこに、もっともっと磨けそうな
自分の「強み」を見出して、
ピッカピカになるまで磨いて、
磨いて、磨きまくる。
自分独自の強みを生かして、
市場においてピンポイントで覇権を
握る「ニッチ・マーケティング」と
同じ考え方だ。
自分の強みが生きる「ニッチ」を
見つけて、とにかくそこを深く掘る。
掘って、掘って、掘りまくる。
やたら暑苦しい文章になってしまった。
暑苦しい熱帯夜に読むのはキツイかも
しれないので、まだ夜は比較的涼しい
今の季節のうちに書いておいて正解
だということにしておこう。