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人目につくところはすべてメディアになり得る

「MOW」というアイスクリームが、
渋谷で「かくれんぼ広告」を実施した
ことを以前に紹介しました。

MOWが美味しいあまり、
CMキャラクターの河合優実さんが
MOWを独り占めしたくて、
渋谷で「かくれんぼ」を始めた

そんな興味深い設定です。

実際に隠れていた場所は、
なんと39か所にもわたっており、
中には見つけるのがとんでもなく
難しい場所にも広告が掲出
されて
いたのですね。

このサイトを見ると分かる通り、
文字通り「かくれんぼ」なのです。

普段は誰も気にも留めないような
場所でも、こうしてやりように
よっては広告媒体=メディアになる

事例として、秀逸でした。


普段は全く別の目的で使われている
ものが、広告に流用される
という
ことも、技術の進歩やアイデアの
発展の結果、起こり得ることです。

最近「おっ!」と思ったのが、
AGCが商品化したディスプレイを
広告に流用し始めた
というもの。

「Mirroria®/ミラリア®」という
名前のこちらの製品は、
「ディスプレイ一体型ミラー」
というカテゴリーに分類されている
様子です。

要は、通常は鏡として使われつつ、
そこに様々な情報を流すことができる
ディスプレイ
としての機能を併せ持つ
製品なのですね。

このディスプレイ一体型ミラーを、
オフィスビルに設置して、
実証実験を行ったとの記事を
見かけました。

AGCメーカー
三菱HCオフィスビル経営
jeki(JR東日本企画)は広告代理店
ということで、これら三社が協業し、
オフィスビルのミラーに広告を配信し、
効果測定を実施
したそうです。

確かに、従来オフィスビルの内部で
広告が設置されるというのは
ほとんど見られない光景
だったと
言えるでしょう。

それが、トイレなどにはほぼ確実に
設置されているはずのミラーを
広告媒体として活用する道が開けた
ことにより、今後はオフィスビルの
内部においても広告が流れる
という
状況がより頻繁に生まれることに
なるわけですね。

快適なオフィス環境を確保したい!
ということで、そもそもこのような
広告を受け付けないオフィスも多数
出てくるような気がします。

とはいえ、広告ということなので、
当然ながら出稿されるメディア側に
費用が支払われるわけですから、
少しでも賃料を安くしたいと思う
企業からは「ハイ、喜んで!」
言われる可能性も十分ありますよね。


ということで、人が目にするところは
すべからく、「メディア」として活用
される可能性がある
のだということを
改めて確認した次第です。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。