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「NHK 技研公開2024」に行ってみました
世田谷区砧に、NHK放送技術研究所、
通称「技研」があります。
その技研が、年に一度一般公開の
イベントを実施しているとのこと、
ご存知でしたか?
今年は、5月30日(木)~6月2日(日)、
つまり今日までの4日間の会期で、
「技術で拓く メディアのシンカ」
というタイトルの下で実施中です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142619290/picture_pc_d621f0c8868877423e64342fcbdcfd64.jpg?width=1200)
VR(仮想現実)や、4K/8Kといった
高解像度テレビなどの技術に、
特段大きな関心を寄せているわけ
ではないこの私が、
なぜこのイベントにやって来たか。
きっかけは、単に高校時代の友人の
投稿をSNSで見かけたことでした。
今話題の「イマーシブ」(没頭・没入)
体験ができる展示が気になったところ、
ここ数日のNHKの番組でも、中の様子を
軽く紹介していたため、より興味関心が
高まったという顛末です。
そのイマーシブ体験ですが、
『できるかな2030』
というタイトルで、巨大なスクリーンと
素晴らしい音響設備の部屋にて行われて
いました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142619272/picture_pc_f48a50c6d271d928a0b6cad3f5ee3841.jpg?width=1200)
3分ほどの映像は、そのままでも十分に
楽しめるクオリティ。
ただ、今回のウリはあくまでもゴーグルを
つけて「イマーシブ」な体験をすること。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142634115/picture_pc_7a2ca4b0c8fa15cca478c51d0c7b5e1a.jpg?width=1200)
15分~20分ほど待ったでしょうか。
意外とスムーズに順番が回ってきて、
こちらのゴーグルとコントローラーが
置かれた席へと案内されました。
お姉さんが、一通り使用方法を伝授して
くれます。
ゴーグルをつけずに観た場合は、
ただ一つの視点(カメラ目線)による
映像を観られるだけなのですが、
このゴーグルを装着すると、
バーチャルワールドの中を上下左右に
動き回って、様々な視点、目線にて
映像世界の中に遊ぶことができる、
そんな趣向でした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142634171/picture_pc_f7b39af53d0828ae1e507fa0c8f4014f.jpg?width=1200)
3分ほどの間、すっかり没頭・没入し、
コントローラーで一生懸命上下左右に
駆けずり回っておりました。
このゴーグルは、今後も益々小型化し、
高性能化が進んで行くものと思われます。
今はまだ、身に付けたまま移動するには
大きすぎますし、バッテリーのもちも
心配なところではありますが、早晩
「ウェアラブル・デバイス」として
誰もが当たり前のように身に付ける
未来が近付いている、そんなことを
感じさせてくれる展示でした。
他の展示で気になっていて、
TVでも紹介されていたのが、
こちらの技術です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142619287/picture_pc_e08bc9a4ba4ecbec757390e866ea9f2f.jpg?width=1200)
「ディフォーマブル・ディスプレイ」
即ち「変形可能なディスプレイ」。
ディスプレイは普通、フラットですよね。
それが、曲面でも画像、映像を映せて
しまう、そんな技術なのです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142619286/picture_pc_77b0d0edd63575605a01ea4a6c27f74f.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142619283/picture_pc_9cf16de36e1741905834578af5699cb2.jpg?width=1200)
現時点では、これらの写真のように
粗い画像、映像しか映せていませんが、
一度方向性が定まってしまえば、
どんどん技術が進化していき、
あっという間に驚くべき世界への
扉が開かれるのでしょう。
こうした新しい技術というのは、
マーケティングや商品開発で使われる
言葉にすると、いわゆる「シーズ」
つまり「種」です。
この「シーズ」のままでは、
ほとんどの人にとっては無価値。
「シーズ」をお客様の「ニーズ」と
結び付けることができた先にこそ、
価値が生まれます。
何に使えるか分からないながらも、
情報として頭の中に入れておくことで、
後々イノベーションのきっかけになる
可能性だってあるかもしれない。
そんな気持ちで、正直なところ私自身
全く詳しくない技術分野の展示を観て
回った次第です。
公開は本日まで。
スタンプラリーで右のメモパッドが、
アンケートに答えれば更に左の
「ノック式半永久鉛筆」ももらえます。
お時間あれば、お出かけになってみては
いかがでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142660313/picture_pc_58cf7f4014f40739caba7be30f795427.jpg?width=1200)
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