働きがいのある企業ランキング
まだこのnoteを書き始めて間もない
4年前に、一度取り上げたことのある
openwork発表の
「働きがいのある企業ランキング」
というものがあります。
その2024年版が先日発表されました。
これは、転職・就職のための情報
プラットフォームであるopenworkに
おいて、2023年1月から12月に収集
されたユーザーの口コミデータを集計
した上でランキング化されるものです。
毎年の発表を一応追いかけては
いましたが、実際にここに書いて
紹介するのは4年ぶり。
ということで、ランキング上位の
顔ぶれを比較すると、この4年間に
色々な変化が生じたことが分かります。
では、早速そのトップ10をここで
ご紹介しましょう。
まず、コンサルティング会社が
半数を占めていることが特徴的
ではないかと感じました。
そして、これまでセールス・フォース、
P&G、グーグル、BCGと名だたる
外資系企業が1位を取って来た歴史の
中で、初めて日系企業が1位を奪取した
ことが大きなニュースと言えそうです。
栄えある1位はリクルートですが、
3位の電通、6位のソニー、7位には
キーエンスと続いており、日本の会社に
よるトップ10入りは4社でした。
リクルートは常に上位をキープして来た
常連で、ここにきて遂に1位です。
正直なところ、電通がこんなに上位に
来るのが意外でした。
最近、かなり積極的に起業を推奨して
いるらしきことを聞いていますが、
外に出て改めて会社の良さを感じた
OB/OGたちが積極的に良い口コミを
投稿したのかもしれませんね。
日本の製造業の雄、ソニーとキーエンスは
ここのところ業績絶好調ですから、
こうしたランキングでも評価されやすい
状況だと言えそうです。
ちなみに、4年前に私が紹介した
2020年版のトップ10は
下記の通りでした。
この時点で3社ほど日本の会社が
トップ10入りしていましたが、
2021年はなんと6社に躍進しています。
伊藤忠、三井物産、三菱商事の
総合商社トップ3がランク入りしたのが
大きな特徴ですね。
しかしながら、2022年はまた3社に逆戻り。
2020年に9位だった中外製薬が2位に、
そしてリクルートが3位に急浮上
しているのが気になります。
2023年も、日本の会社は3社。
中外製薬とリクルートが引き続き
トップ5入りした以外に、
人材紹介のクイックがスコアを伸ばして
7位に入りました。
このopenworkというプラットフォーム
では、匿名の社員・元社員の方々が、
以下に挙げる8つの評価項目に基づいて
会社を5段階評価します。
中には「言いがかり」に近いような
コメントもありますが、
概ねフェアなコメントが多く、
転職する可能性がある場合に
「ぶっちゃけどうなのよ?」
という内情を確認する上で大変に
便利なサイトとなっています。
もちろん、その会社で働いたことの
ある全員がコメントや評価をして
くれている訳でありません。
なので、こういったアンケートの類に
喜んで協力してくれる人という
「バイアス」ないし「フィルター」が
かかっているということは頭の片隅に
入れた上で利用すべきでしょう。