ロングセラー「たべっ子どうぶつ」が人気なワケ
懐かしのCMソングを
覚えている方も多いのでは
ないでしょうか?
(歳がバレる!?)
「ギンビス たべっ子どうぶつ」は、
どうぶつのカタチにくり抜かれた
ビスケットに、そのどうぶつの名前が
アルファベットで印字されている、
ロングセラーの子ども向けお菓子です。
私がまだ小さい頃に新発売された
記憶があり、確認したところ、
やはり1978年の発売。
丁度私が小学校に上がる年でした。
記憶は正しかったようです。
未だに根強い人気を誇っているとは
つゆ知らず、だったのですが、
どうも最近人気が再燃しているとの
噂を聞きました。
しかも、ビスケットそのものよりも
ライセンス商品が一気に増えている
らしく、そこで人気に火が付いて、
ビスケットに逆流しているようだと
聞いたのです。
2年半ほど前の記事になりますが、
こちらにその人気の一端を示す理由が
記されています。
2019年に「カプセルトイ」、
要は「ガチャガチャ」が発売され、
パッケージにいるどうぶつたちを
フィギュアにしたそうです。
翌2000年には、
「一番くじ ギンビス たべっ子どうぶつ
お菓子がいっぱいコレクション」
を発売し、こちらも同様に売り切れが
続出したとのこと。
正直に言うと、上記の記事のタイトルに
「…若者の間で大ブーム、その理由とは」
とある割には、ブームとなった理由が
ハッキリと書かれていない印象でした。
単に、ギンビス側が
「若者の間で食べられていない」
という危機感を持っていて、
その若者をキャッチするためにあれこれ
やってみた中の一つに
「どうぶつキャラたちのグッズ化」が
あって、それが当たったということに
過ぎないと思われます。
グッズ化にあたり、ギンビス側が手抜きや
妥協をすることなく、きっちりとキャラを
作り込んでいったこともあいまって、
SNS界隈でファンが非常に盛り上がった
ということは分かりました。
恐らくは、キャラのかわいさ、
どうぶつたちが集合したときの
「映え」具合が、若者世代に新鮮に
映ったのだと思われます。
そして、グッズがかわいいから、
ビスケットの方も食べてみようか、
という流れになったのではないか、
と推察されるわけです。
試行錯誤の上、ターゲットとして
設定していた若者世代に見事に
リーチしたギンビス。
この後、いかにリピートし続けて
もらえるか、その真価が試される
ことになります。
最後のおまけに、一つ小ネタを。
どうぶつは全部で46種類いるそう
ですが、パッケージにキャラとして
存在する「ワニ」と「キリン」は、
実はビスケットとしては存在しない
ことをご存知でしたか?
「Daily Portal Z」という
オタク向けメディアがあり、
そこでこの謎を解明してくれています。
是非謎解きをお楽しみください。