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NIKE 「So Win」キャンペーン

50歳をとっくに過ぎた私ですが、
今でも時折バスケットボール
楽しんでいます。

まだ若かりし頃、マジック・ジョンソン
率いるロサンゼルス・レイカーズ

全盛で、ほどなくシカゴ・ブルズの
マイケル・ジョーダン
「神」として
一時代を築きました。
1992年バルセロナオリンピック
結成されたアメリカ初代ドリームチーム
見て大興奮したのを今でも覚えています。

そんな私、あるいは同世代にとって、
NIKEというブランドはかなり特別感が
ある
のですよね。

しかしながら、驕れる平家は久しからず
驕ったわけではないかもしれませんが、
最近のNIKEは残念ながらかなり苦戦を
強いられている
らしい、という話を
先日こちらでチラッと紹介しました。

とはいえ、NIKEも黙って指を咥えて
今の状況に甘んじているわけでは
なさそう
です。

今年のスーパーボウルでオンエアされた
新しいキャンペーンCMが、
あの強い、かっこいい、イケてるNIKEの
世界観を体現
しているように思われて、
思わず紹介したくなりました。

そのキャンペーンについて語っている
こちらのサイトを、是非ご覧ください。

英語のサイトだけかと思っていたら、
既に日本語訳のサイトも出来上がって
いました。

女性アスリートは注目を集められない。 事実かどうかは別として、彼女たちはそう言われてきました。

強い姿勢を持つこともできなければ、 意見を述べることもできない。 スタジアムを満員にすることもできない。

率直に話すことも、成果をアピールすることも、ニーズを伝えることもできない。 そして、自慢することも、記録を破ることもできない、と。


50年以上にわたりスポーツ界を率先して支援する企業として、Nikeはこの考えに対し全く異なる姿勢を持っています。私たちが世界中のアスリートに発信しているのは、「とにかくやってみる、そしてその過程でスポーツに対する期待を再定義していこう」というメッセージです。

このモットーはNikeの新しいブランドアンセム「So Win」の中核を成すもので、こう行動するべき、あれはできない、あなたには無理と常に周囲から言われながらも、試合に勝ち、リードし、圧倒していくアスリートたちに直接語りかけます

Doechiiがナレーションを務めるアンセムは、女性アスリートの卓越した活躍という現在進行形のストーリーにも触れています。 記録破りの視聴率からチケット完売のスタジアムにいたるまで、女子スポーツはただ成長しているのではなく、スポーツの景色を広げる明白なエネルギーを生み出しています。全力で努力を続けるアスリートたちの体力、スキル、将来性が反映された、功績と強さの新たな像を見せているのです。

女子スポーツは今まさに盛り上がっているんです。これからの話ではありません。 満員のアリーナやテレビの視聴率、これまでにないやり方で試合を応援してくれる人たちの存在がその証拠です」と語るのは、アンセムにも登場したNikeのシグネチャーアスリート、 サブリナ・イオネスクです。 「注目を集めるということは、部屋で一番大きな声を出す人になることではありません。 一歩前に踏み出した時に、誰もが気付いてくれるようにすることが目的なのです」

「So Win」では、「最高を目指したいと思うのは悪いことではない」というNikeのスタンスがはっきりと示されています。

第59回スーパーボウルの開催中に公開された「So Win」には、スポーツの無限の力に対するNikeの揺るぎない信念を表現した60秒間のアンセム、アスリートのストーリー、写真、ソーシャルメディアキャンペーンが含まれています。

NIKE, Inc.のCMOを務めるニコール・グラハムは、「Nikeでは、商品製作からストーリーにいたるまで、あらゆるものの中心にアスリートを据えています」と語ります。「アスリートの声を代表し、彼らの声が私たちの声になったとき、Nikeは最高の力を発揮します。 Nikeのトップアスリートを採用したこのブランドアンセムは、勝利がその人にとってどんな意味を持つにせよ、みんなを勝利に導くという私たちのアプローチがわかる完璧な例です」

アンセムには、イオネスク、 ジョーダン・チャイルズ、 ケイトリン・クラーク、 シャカリ・リチャードソン、 エイジャ・ウィルソン、 ソフィア・ウィルソン(旧姓スミス) のほか、Nikeのアイコニックなアスリート陣から同世代の人々を採用。ともに、周囲のノイズを遮断し、自らに意識を向け、懸命な努力で実力を証明していくことをあらゆる人々に推奨します。

こうしたアスリートたちは、アンセム、日々の自信あふれる表現、革新的なスポーツの功績を通して、自分が全力を発揮したときに実現できるものを証明しています。

注目が集まるのを待つのではなく、自分で視線を奪いに行く努力を重ね、いつでも全力を出せるように準備する。そしてチャンスが巡ってきたら自分のものにするのです」と、チャイルズ。 「勝利とはメダルを手に入れることだけではありません。 それは何かを乗り越えることであり、自分には想像以上に能力があったと自らに証明すること。 そして、どんなことも自分らしく取り組むということです」

だからこそ、勝ちにいこう。どんなことがあっても。

「Just Do It」という、シンプルで
ありながら深く、強いメッセージを、
長らくブランドの根幹にあるものと
して打ち出してきたNIKE。

今回の「So Win」というメッセージも、
極めてシンプルでありながら、
上記に引用した文章にある通り、
背後に様々な深い文脈を想像させる
非常によく練られたコピーだと
しみじみ思わされました。

そして、そのコピーと連動して躍動する
女性アスリートたちの完璧な美しさ。
NIKEに心から「お帰りなさい」と
言葉をかけたい。

正にそんな気分を味わっています。


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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。