『世界一のアントレプレナーシップ』到着
アメリカにあるバブソン大学は、
決して一般的に有名とは言い難い
名前ですが、こと「起業」、
「アントレプレナーシップ」に
関しては、全米で30年間ベスト
スクールであり続けているという
稀有な存在です。
そのバブソン大学で、15年もの間
教鞭をとっている日本人、
それが山川恭弘准教授です。
以前に私のnoteでも3回ほど紹介を
させてもらいました。
直近のこちらの記事から、すべての
記事に飛べると思います。
その山川氏が、この度新著を出しました。
Amazonで予約をしておいたら、
水曜日に家に到着。
すぐに読み始めたものの、
まだ半分程しか読み切っていません。
それでも、いち早く、できるだけ
多くの人に紹介したいと思ったので、
是非お付き合いください。
この本がどんなことを教えてくれるか、
ごく簡潔に言い表すとするならば、
と表現できるように思います。
章立ては、以下の通り。
「アントレプレナーシップ」で
世界一と言われる学校で、
そのものズバリを教えている
教授が書いた、
そのものズバリのタイトルの
本ですから、
内容が面白くないわけが
ありません。
選んでいる言葉や表現一つひとつ、
どれを取ってみても、これまでに
何度となく磨き込まれてきた感じが
伝わってくる、
そんな印象を持ちました。
例えば、有名なレンガ職人の寓話が
イソップ童話にあります。
1人目はレンガを積んでいると答え、
2人目は壁を作っていると答え、
3人目は立派な教会を建てていると
答える、という例の話です。
氏は、ここに4人目を加えるとして、
と創作し、これによって教会を建てる
ことの真の意義(パーパス)を理解する
大切さを説いているとのことなのですね。
前の記事でも触れた通り、実のところ
山川氏は私の高校時代の同級生、
1年の時はクラスメイトでした。
帰国子女であることは知っていた
ものの、彼が幼少期にどのような
育ち方をしたのか、全くと言って
いいほど知らなかったというのが
事実です。
この本の「おわりに」では、
彼のこれまでの来歴がつづられており、
私にとっては彼の人生ストーリーを
目で追う中で、どっぷり感情移入する
ことになりました。
親の職業上の事情で世界中を転々と
する日々を過ごす中、
ふと自分が「異物」だと気付き、
もがき苦しみながらもいつの間にか
「適応」する術を身に付け、
変化を常態とする「変態」へと成長した、
そう語る山川氏。
だからこそ今、あのバブソンで
起業を教えることができるのだ、
そのように自然と腑に落ちる感覚を
味わっています。
スティーブ・ジョブズの有名な
「Connecting dots」
そのものと言ってもよい展開に、
大いに心揺さぶられました。
今日はこの辺で一旦区切り、
明日以降に再度本書を取り上げ、
少し違った角度で紹介をさせて
もらおうと思います。
なお、今日で毎日連続投稿が
1600日となりました。
日頃お読みくださっている皆様に
心より感謝申し上げます。