I/O比
自分は「勉強」が好きなんだろうな、
と思うことがある。
新しい知識に触れる。
新しい世界を覗く。
何かを「分かった」感覚を得る。
勉強することを通じて、自分自身が
より遠くまで行ける、高いところへ
登れる、そんな感覚が得られるから
なのだろう。
もちろん好きな勉強ばかりではない。
見聞きしてもさっぱり頭に入って
こないものは、取り組んでも面白く
ないし、時間の無駄。
いずれにしても、頭の中をかき回して
くれるような、刺激的なインプットは
私にとって「ごちそう」である、
ということは言える。
しかし、である。
インプットをいくらしたところで、
その中身が実際に実行に移されない
ことには、何の役にも立たない。
実行、すなわちアウトプット。
そう、タイトルの「I/O比」という
のは、「InputとOutputの比率」の
略である。
「I/O比」と書くと、Outputが分母、
Inputが分子と取られそうだ。
しかし、「大きいほど良い」数値に
しようと思うと、Inputを分母に、
Outputを分子にする必要がある。
となると、「O/I 比」の方が元来良い
のかもしれないが、「I/O比」の方が
断然語呂が良いので、そのまま使う
こととする。
勉強好きが陥りやすいのは、この
「I/O比」のInputがやたらと高比率と
なって、結局何も進歩しないこと。
自分自身、学生時代から、そちらの
「ダークサイド」とでも言うべき
インプット重視に陥りがちな自覚が
あったので、割と早い時期から
「アウトプットを重視する」
という意識を持って行動してきた。
面白そうなことがあって、やろうと
思えば出来るお金も時間も能力もある。
ならば、「やる!」一択。
それを、そういう面白いこともある、
へぇー、なるほど!勉強になった!
と言っているだけでは、誰にも、何も
メリットをもたらさない。
明日は自らが主催して、マーケティング
の勉強会を実施するわけだが、これも
元をただせば「アウトプット重視」、
「まず行動ありき」という自分自身が
大切にしている価値観を、実際の行動に
反映した結果である。
このnoteを書き続けることも、日々
自らを成長させるには、インプットだけ
ではなく絶対に言葉のアウトプットが
必要だと心の底から理解して、それを
実践すると強く決心したからだ。
アウトプットを増やせば増やすほど、
こういうインプットがピンポイントで
欲しい!ということも分かるように
なり、ますます良いサイクルが回り
始める。
ところが最近、妙にインプットの機会が
山のように押し寄せてくる。
しかも、魅力的なものばかりなので、
あれもこれもと無差別にポチポチ押して
行ったら収拾がつかなくなりそうで
非常に危うい。
山のようにインプットが増えれば、
「I/O比」がインプットにばかり偏らない
ように、アウトプットを必然的に増やす
必要に迫られる。
きっと、自らのキャパシティが上がり、
神様が「もっと負荷をかけなさい」と
思し召しくださったのだろう・・・
と捉えることにしよう。
寝る時間も惜しい、と言いたいところ
だが、寝ないとパフォーマンスが
下がるので、また明日一日を充実した
日にするべくしっかり睡眠をとることに
する。
「I/O比」がいずれかに偏っていないか、
是非定期的に見直す癖をつけることを
オススメしたい。