プレスリリースを出すタイミング
「ニュースリリース」
「プレスリリース」
という言葉は、大抵の人はどこかで
聞いたことがあるだろう。
企業側が、何かしらメディアに報じて
欲しいニュースを、一定のカタチに
落とし込んでメディア側に届ける
ものを、そのように呼ぶ。
「News」というのは、言わずもがな
「New」の複数形。
「新しいこと」を指している。
だから、「古いこと」ではニュース
にはならない。
その「新しいこと」を、メディアを
通じて世間にリリース(解放)する
から「ニュースリリース」。
あるいは、報道機関(=プレス)に
向けてリリースするから
「プレスリリース」と呼ぶのである。
TV、新聞、雑誌、ラジオの4つが、
長らくマスメディアの中心的存在と
して扱われてきたが、もうここ10年
以上はデジタルメディアの存在感が
強まるばかり。
これら4媒体に取り上げてもらうべく、
リリースを作って流していた頃は、
何より「新しいこと」でなくては
ニュースと呼べないので、例えば
新商品の発売に関するリリースに
ついては、発売の1ヶ月前、あるいは
数週間前に流すのが当たり前だった。
リリースを受け取ったメディア側が、
それを記事化するのに数日間から
数週間かかるのだから、仕方ない。
しかし、このデジタル時代、もちろん
TVや雑誌といったメディアは未だに
記事化するのに時間がかかるのは
変わりないものの、ウェブコンテンツ
であればリリースを出したら数時間、
ヘタすると数分で記事として公に
なってしまう。
しかも、一旦公になってしまうと、
その瞬間からウェブサイトなどへの
アクセスが始まるわけだが、まだ
新商品発売までの期間が長いと、
その場でアクセスしてくれた人が
再度戻ってくることはあまり期待
できず、なおかつリリースをその
発売タイミングで見直すような人も
おらず、雑多な情報の中に埋もれて
しまう可能性が高い。
よって、昨今では、新商品の発売で
あればその発売日に、あるいはその
前日あたりでリリースをするという
ことが増えているのだ。
ニュース性の高い案件であれば、
SNSをはじめとネット上ですぐさま
バズるかもしれず、そこですぐに
買えるようになっていれば
そのチャンスを逃すこともない。
つい、今までのクセで、
リリースを出すとしたら
発売の1ヶ月前?2週間前?
せめて1週間前には・・・
などと考えていたのだが、
それじゃダメだろうということを
ついぞ思い知る出来事があった。
時代にあわせて、
環境にあわせて、
対象にあわせて、
状況をよく観察した上で、
適切なタイミングを計らねば
ならない。
惰性で仕事をしてはならない。
あまりに当たり前の話であるが、
凡ミスを繰り返さないためにも
あえてこうして書いておく
ことにする。
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