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異端であれ!

今年の1月に、屋外広告に関して記事を
書いたことがありました。

前後編に記事を分けてアップしましたが、
ここでご紹介した、効果的な屋外広告
ポスターの原則
というものが9つほど
あります。
以下に引用しておきましょう。

1.Demand attention.(注意を惹け!)
2.Be brand bold.(ブランドを目立たせろ!)
3.Drive familiarity.(親近感を持たせろ!)
4.Deploy fluent devices.(手慣れた道具を使え!)
5.Showcase faces.(顔を見せろ!)
6.Expand product images.(商品を大きく見せろ!)
7.Shorten copy.(コピーは短く!)
8.Shout your CTA.(CTA = Call To Action を叫べ!)
9.Sell, sell, sell.(売って、売って、売りまくれ!)

詳細説明は上記の記事に譲るとして、
これらの原則、特に1、2、5、6、7
あたりを見事に踏まえた屋外広告で、
ビジネスにて大成功
を収めている方が
いらっしゃいます。

そう、冒頭に顔写真を出させてもらった
「日本一"顔が割れた"歯科医」こと
きぬた歯科きぬた泰和さんです。

「きぬた歯科」の看板を見たことの
ない人自体少ないでしょうし、
仮に看板の実物を見ていなかったと
しても、その存在すら知らないと
いう人はほとんどいない
のではない
でしょうか。

そのきぬた氏が、今年の夏に著書を
出されました。

字が大きく、ページ数も240頁弱と
それほど多くはないので、サッと
読めますが、氏の主張全開の濃い
読書体験
が楽しめます。

タイトルの「異端であれ!」は、
中身を読んでいただければ存分に
伝わることでしょう。

とにかく「異端」であり、
人の行かぬ道を行く人であり、
人とつるまない独立独歩の人であり、
覚悟を持って人生を切り拓く人
そんな氏の激しい人生と、
そこから得られたモットーを
堪能することのできる一冊です。

マーケティングの観点からは、
非常にオーソドックスな理論を
愚直に具現化して大成功を収めた
事例
として、賞賛に値すると評価
できるのではないでしょうか。

「人は知らないものにお金を使わない」という原則

『異端であれ!』138頁

看板でひたすら自分の顔を売り込んだ
背景
には、この原則があるのです。

とにかく「認知」しないことには
話にならないということは、
これまでにもこのnoteで何度となく
取り上げてきました。

どうやって効率的に「認知」を獲得し、
最終的に来院へとつなげるか?
氏が、看板とインターネット広告とを
比較検証したら、ダントツで看板広告の
方が費用対効果が高かった
ことが
分かりました。

検証後は、とにかく「全ツッコミ」する
勢いで、膨大な金額を屋外の看板広告に
投資

今も年間2億円を注ぎ込み、今後も更に
増やしていく予定
だと言います。

とにかく、
「インプラント=きぬた歯科」
という認知を真っ先に確立することを
目標とし、それを達成したきぬたさん。

彼の凄いところは、人の「認知」という
ものの性格を十全に把握
し、何が何でも
「いの一番」を取ることが重要だと理解
した上で、達成に命を懸けたその肝の
座り方
だと感じました。

表紙の帯に、小さい字ながら

生涯をまっとうするための哲学

との一文が刻まれています。

「きぬた流哲学」の世界を、
是非覗いてみてください。

幸運にも、ご本人直筆のサイン入り本をゲット!


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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。