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「強み」は常に出力過剰
先週土曜日の夜に参加した読書会の
ことを数日前の記事で書いたが、
今日はその続編的な内容。
会の中で、井坂さんが述べていらした
言葉が、とても粘っこく、頭に残る
フレーズだったのだ。
それが、「強みは常に出力過剰」。
ドラッカーは、終始一貫して、
人の「強み」に焦点を当てるべき
ことを説いてきた。
「弱み」を何とかして引き上げる
ことに無駄な時間と労力を使うの
ではなく、「強み」をいかにして
伸ばすかに集中すべきということ
である。
この辺の議論は、このnoteで何度も
繰り返し取り上げてきた内容だ。
ご興味ある向きは、是非この辺の
記事をお読みいただけると有り難い。
この「強み」という言葉に関して、
「常に出力過剰」という、
簡にして要を得た評価・表現を
されるあたり、言葉選びの巧みさに
唸らざるを得ない。
そうなのである。
「強み」というのは、こんこんと
湧き出る泉の如く、尽きることが
ない。
汲めども汲めども、次から次へと
湧き上がってくるのだ。
だからこそ、「強み」として活用が
可能になるわけだし、本人が
どれだけ「強み」を使い倒そうとも、
何ら差し支えることがないのだ。
そんなわけで、本人は「強み」を発揮
しているにも関わらず、自分自身で
それを認識していないということが、
割と頻繁に起こる。
本人にとっては、「当たり前」に
過ぎるのだろう。
自らの内にある、尽きることのない
泉から、知らずしらずのうちに
流れ出しているのだから。
いわば「ダダ洩れ」しているので
あるから。
折角の自分の「強み」が、そんな
扱いでは、誠にもったいないこと
この上ない。
当然ながら、自らの「強み」を
客観的に把握した上で、意識的に
有効活用した方が良いに決まって
いる。
だからこそ、日記を付けるなどして
定期的に自らのことを振り返るべき
なのだ。
そして更に、自らの振り返りだけだと
気付かない、気付けないことも多い
ので、第三者の力を借りるべきだと
思うのである。
自分のメンターを持っている人は、
その人に指摘してもらうのが良い。
コーチを雇うのは、非常に良い選択で
ある。
メンターやコーチがいないとしても、
気心知れた先輩・後輩や、
信頼の置ける上司・同僚、
利害関係のない友人・知人、
是非適任者を探してみてほしい。
そんな彼らの力をお借りして、
自分の「強み」がこんなところに
転がっていたのか!という驚きの
「発見」を是非して欲しいものだ。
そして、それはきっと、自分自身が
持て余す程に「出力過剰」になって
いるものと推測するのである。
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