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ペットロス

あえてペットと呼ぼう。

飼っているペットが
昨日天に召されてしまった。

このnoteを含めて、SNSなどで
自分のアイコンにも使っている
ウーパールーパーが、
急に逝ってしまったのだ。

長いと5、6年生きると聞いていた。
3年ほどで亡くなってしまったのは、
とても悔やまれる。

飼い方に反省すべき点が
あったのかもしれない。

ただ、一般的な家庭では2、3年だ
という情報もあるので、致し方
なかった面もあるのかもしれない。

実家は一軒家ではあったが
庭がほとんどないので、
犬を飼うことはなかった。

恐らく両親の嗜好で、
猫を飼うこともなかった。
今でいうペットロスがイヤで
あえて飼わなかった面もあるようだ。

そのため、実家に住んでいた頃に
飼ったことがあるのは、せいぜい
カブトムシとか、金魚程度。

それが、息子の生き物好きのおかげで、
色々と飼う機会をもらえている。

マンション住まいで犬や猫の類は
飼うことを禁じられているため、
どうしても種類は限られてしまう。
それでも、金魚から始まって、
ヌマエビ、グッピー、ハツカネズミに
ハムスター、そしてウーパールーパーと
なかなかバラエティに富んだペットを
これまで飼ってきた。

現在は、もう6年くらい経つ金魚、
別水槽にて2年ほど経つグッピー
(20匹程度が100匹近くにまで増殖)、
寿命が来るおおよそ2年ごとに
入れ替わっているハムスター
(今はパールホワイトという品種)
を飼っている。

ウーパールーパーは、その中でも
ひときわ異彩を放っていた。

まさか自分がウーパールーパーを
飼うことになるとは、夢にも思って
いなかった。

そして、まさかこんなに気に入るとは
思わなかった。

なつくわけではない。

ほぼジッとしていて、動きが少ない。

ただ、見ているだけで何とも言えず
癒される存在だった。

沈降性のえさでないと食べず、
しかも口の近くまで近づけてあげないと
上手に食べられない。

火を通した小さな鶏肉片などを、
長めの箸でつまんで、そろそろと
口に近付けると、突如としてパクっ!
と食らいつく。

歯がほとんどなさそうで、そのまま
飲み込んでいくのだが、その時に
えらのところにあるヒダがピクッ、
ピクッと動き、飲み込んでます!
という感じになる。

我が家では「ウパ」くん(そのままw)
と呼んで、可愛がっていた。

現在絶滅が危惧されているが、
その理由は飼えば分かる。

とにかく無防備なのだ。

ほとんど動かないし、動いても緩慢。

エサを自らねだるわけでなく、
探しに行くようなそぶりも全く
感じられない。

皮膚は柔らかく、硬い表皮や毛で
覆われていないため、どう見ても
外からの攻撃に弱い。

自然界で一体どうやって生きているの
だろうか?と不思議になる。

たまたま天敵、外敵から襲われにくい
場所で、ひっそりと命をつないでくる
ことが出来たのだとしか思えない。

これは、今の日本の境遇にも重なる。

たまたまアメリカの傘の下で、戦後
命をつないできた、いや経済的には
大繁栄することが出来た日本。

しかし、中国や北朝鮮の軍事的脅威に
さらされ、もしアメリカ軍がいなく
なったら、尖閣どころか沖縄の防衛も
あっという間に危機にさらされるで
あろう。

台湾総統選が良い結果に終わった
のが有り難い限りであるが、
これとていつ何時中国が強硬手段へと
出るのか分からない。

ふと、そんな危機感を思い出した。

最後に随分話が飛んでしまったが、
改めて、我がウパくんに
哀悼と感謝の意を表したい。

安らかに眠りたもう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。