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仕事とは使命であるべき

2010年か2011年のことだったと
記憶している。
「Wantedly」(ウォンテッドリー)
という名前を、突如としてSNS上で
頻繁に見かけるようになった。

「Wanted」というのは、
映画やドラマ、マンガなどで
よく目にする「お尋ね者」
ポスターに書かれる言葉。
日本語訳は、「求む!」という
感じだろうか。

その語尾に「ly」が加わって、
何か人探しでもするサービス
なのだろう、という程度の浅い
理解からの出会いだ。

友だちを紹介するように、
求人を紹介する
、そんな説明を
見たような気がするが、とにかく
最初は何が何だか訳が分からず、
うさんくさいサービスがまた一つ
立ち上がったのかな、程度の印象

だったのである。

しかし、その後はあれよあれよと
急拡大を成し遂げた。
何と、2017年には東証マザーズに
上場
を果たし、「時代の寵児」的な
立ち位置を獲得。

とはいえ、私自身はサービスに
一応登録をしたものの、ろくに
アクセスすることもなく、
未だに浅い理解から脱していない
というのが本当のところ。

そんなWantedlyの創業社長
仲暁子氏のインタビューを
『致知』2023年6月号で拝読した。

経歴を読むと、何とも聡明な女性で
あることが一目瞭然。
京都大学経済学部を卒業後、
ゴールドマン・サックス証券
フェイスブックジャパンの初期
メンバーを経て、2010年に
Wantedlyを創業
するに至った様子。

昭和59年生まれとあるので、
私とは丁度一回り違うはずだから、
今年39歳だろう、若い!
マザーズ上場時は33歳だったと
いうから恐れ入る。

インタビューの中で特に刺さった
フレーズが、タイトルに引用した
言葉だ。

”「はたらく」を面白く” を創業当初
より掲げていた仲氏にとって、
仕事とは何ですか?
そんな問いかけに対して、彼女は
こう答えている。

仕事とは何か……、一言で表現するのは難しいですけど、理想を言えば仕事とは使命であるべきだと思います。仕事が辛いと、「早く土日にならないかな」と休みを求める生き方になります(中略)「早く死にたい」と言っているようなものだと私は思うんです。

『致知』2023年6月号 92頁

この世に生を享けたからには、
思う存分、今生における大切な時間、
それはすなわち「命」そのものを、
精一杯、目一杯、大切なことに
使いたいし、使うべき
だと思うのだ。

3年半程前に「Time is LIFE」という
記事を書いたことがある。

仲氏の言葉を読んで、
この記事に書いた内容を
改めて思い起こしていた。

命=時間を決して無駄遣いせず、
常に大切なことに注ぎ込める
よう、意識したいものだ。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。