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「絶対積極」の意識を徹底する

今日は、まるで梅雨が明けてしまった
かのような猛暑日。
夏真っ盛りといった様相である。

梅雨の時期から真夏にかけては、
毎週末のランニングが、通常時とは
異なるペースになることが多い。
雨の様子を伺いながら、臨機応変に
時間をずらしたり、
あるいは熱中症にならぬよう、
日陰の多いところを選んでコース取り
するようにしたりするのだ。

朝起きて早々に走り始める。
グングン気温が上がることが想定されて
いたので、7時から9時の時間帯で走る
ことにした。

それでも暑い。
これでは、真昼間に走ることは
とてもじゃないが無理だろう。
走って熱中症になってしまっては、
健康のための行動で不健康に陥ると
いう間抜けな展開
になりかねない。

これだけ暑いと、ついつい
「暑い~」とか
「苦しい~」のような言葉が
口をついて出がちだ。
しかし、好き好んで走り始めたのは
自分である。
そんなことを口にするくらいなら、
初めから走らなければ良い。
走りながら、すぐにそう思い直す。

中村天風先生が唱えた
「絶対積極」という概念がある。

言葉の使い方に細心の注意を払い、
マイナス、ネガティブな言葉遣いを
殊の外戒める。
いわゆる「言霊」論とでも言おうか。
ネガティブな言葉を発すれば、
ネガティブな現実を生み出す。

そのように考えるのだ。

これを逆に考えれば、
ポジティブな現実を生み出したければ、
ポジティブな言葉を発すればよい。

そう考えると、非常に単純明快。
誰でも出来そうな気がする。

ところがどっこい、
そう簡単にはできないからこそ、
世の中には不平不満が満ちているのだ。
なぜか人は、ネガティブな言葉の方が
口の端に乗せやすくできているかの
よう。

今日も走りながら
「暑い」だの「苦しい」だのという
思いが去来しつつ、
先の天風先生の「絶対積極」を思い出して
自らを律していた。

そして、一見マイナス、ネガティブな
印象を受ける現実に、違う角度から
スポットライトを当ててやる
ように
すれば、必ずプラス、ポジティブな
面を見つけることができる、
そんなことに思い至った。

今日は風が滅法強かった。
ランニング時に風が強いと、
体力を無駄に奪われることが多く、
あまり歓迎されるものではない。

しかし、今日のこの暑さでは、
風の強さが暑さを和らげ、
殊に日陰においては何とも爽やかな
気分を運んでくれたのだ。

風が吹く、というのは、自らの力で
コントロールできない外部環境
だ。
それに文句を言ったところで、
何もいいことはない。

ならば、その外部環境をポジティブに
活かせるような行動を取ればよい。
ポジティブな解釈ができるように
考え方を変えればよい。

今日は、できるだけ日陰を走れるように
コース取りを考えた結果、
普段なら体力を奪いに来る風が、
むしろ心地よさを届けてくれたのだ。

「絶対積極」
何かネガティブな想念が生じたら、
すかさずこの言葉を思い出したい。
そして、ネガティブを頭から追い出し、
プラスでポジティブな想念で満たす。

その繰り返しで「今、ここ」を味わい
ながら生きていきたい。


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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。