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デジタル時代のマーケティングコミュニケーション

今や、広告費の中身はTVよりも
デジタル広告の方が多くなり、
マスマーケティングの世界も
様変わり
しています。

昔は、マーケティングの世界で
コミュニケーションといえば
まずTVCM
、という時代が確かに
存在していました。

インターネットが商用展開された
1995年以降、順次ネット広告
広がっていったのはご存知の通り。

iPhoneが出た2007年以降は、
もちろんスマホが台頭して、
いつのまにやらPCを凌駕して
しまいます。

ネットやスマホも、立ち上げ期に
おいては、どこまで伸びるのか
みんな分かりません
から、やはり
「おまけ」というか、優先順位が
どうしても二番手、三番手という
形での扱いでした。

しかし、今やデジタル広告がある
ことは当たり前。
それどころか、そのデジタル広告を
ど真ん中に据えて、マーケティング
コミュニケーションを考えていく
ことが当たり前

そんな時代になっています。

仕事でお付き合いさせてもらって
いる広告代理店さんや、
実際に広告を掲出していただく
媒体社さんと話をしているときに、
ちょっとした焦りを感じたことが
割と最近ありました。

コミュニケーションの核
つまり
誰に対して、
どんなメッセージを、
どのような体裁で
伝えるか
を考える際に、
「体裁」について無意識のうちに
ただ一つの「キービジュアル」を
想定
していたのですが、
この考え方はちょっと時代遅れと
言われかねないのです。

今や「キービジュアル」は
ワンパターンではなく、
デジタルによって実現した幅広い
バリエーションに網羅的に対応できる
ようにするのが常道
なのですね。

展開するコミュニケーションの
チャネルが断然少なかった時代は、
TVCMで展開するCMを彷彿とさせる
「キービジュアル」を一つ決めて、
それをCM以外の広告、新聞、雑誌、
店頭まわりといったチャネルに流用

していました。

しかし、現在はデジタルチャネルが
とても複雑さ・多様さを増していて、
そこで表現できるクリエイティブも
ダイナミックなものが多く、
「キービジュアル」をシンプルに
一つ決める、というような単純な
やり方ではなくなっている
のです。

最初から、デジタルが可能にしている
複雑かつ多様なクリエイティブ表現を
前提
に、どんなビジュアルを見せて
いくと、消費者の方々により我々が
伝えたい内容が伝わりやすくなるか、
検討をしていく
というわけですね。

マーケティングに長年携わってきて、
自分自身の知識のアップデートは
それなりにやってきたつもりでも、
幅広い分野だけに多少の取りこぼしが
出てきてしまう
のは致し方ないところ。

幸い、こうしてnoteを書くことで、
常に自分の学びの歩留まりを上げる
手段
を持てています。
今後も自分の「刃を研ぐ」習慣を継続
していきたいものですね。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。