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QR、ARをミックスするのが標準
最近は、新聞の定期購読を止めてしまう
人も多い。
発行部数の右肩下がり度合いが激しいのは
既によく知られるところ。
我が家も、定期購読をストップしようか
迷いつつ、なんだかんだで未だに継続
している。
ネットで見るニュース、殊にSNSを経由
して入って来るものは、知らずしらずの
うちにバイアスがかかってしまっており、
新聞を通じて得られるものはそれなりに
貴重だと言えるのが、継続する理由の一つ
になっている。
もちろん、新聞社を選ばないと、別の
悪質なバイアスに影響されてしまうので、
その点はしっかりと注意することが大切。
元日の新聞は、毎年の楽しみの一つだ。
名だたる大手企業が、自分たちの想いを
込めた企業広告を展開する。
普段の、商品(製品やサービス)中心の
広告とは異なり、会社の哲学的な部分を
語るものが多く、読み応えがあるのだ。
我が家は読売新聞を購読している。
今年の読売は、出版社と不動産業の広告が
多い印象を持った。
出版社のうち、文藝春秋と小学館が共に
今年で100周年を迎える旨の広告を出して
おり、100年続いて素晴らしいということ
以上に、両社が同じ年に産声を上げたと
いうことにちょっとした驚きを覚えた。
もう一社、こちらの広告を出していたのが
講談社。
「Open New Stories!」
というキャッチコピーが躍る。
コピーらしく訳すと
「開こう、新しい物語を!」
みたいな感じだろうか。
このハコ開けるの、
日和ってる奴いる?
という台詞で、何かがあるらしいことを
示唆している。
右下にあるQRコードを読み込んだ上で、
ハコの上にカメラをかざせという指示に
従う。
指示通りに操作すると、カメラが起動、
連動する形でアプリも起動し、いわゆる
AR*的なコンテンツが表示され、最終的に
今年の運勢を占ってくれた結果が
こちらのように表示された。
*Augmented Realityの略で、日本語では
拡張現実。現実の世界に仮想の世界を重ね
合わせて表示する技術を指す言葉。
『POKEMON GO』はその代表事例の一つ。
最近は、TVCMにしても、TV番組そのものに
しても、QRコードを画面に表示して視聴者に
読み取らせ、スマホでコンテンツを提供する
「ミックスメディア」的な活用が当たり前に
なっている。
一方通行メディアから、双方向メディアへ。
インターネットとオールドメディアの融合が
こうやって徐々に進んでいくのだなぁ、
そんな感慨を抱く。
これもつい最近、「置くだけWi-Fi」の設置を
した際に、従来のWi-Fi機器にスマホをつなぐ
際に面倒だったID/PW入力に代えて、
QRコードを読み取るだけで一発でつながる
という変化を経験した。
手動でいちいち入力していた手間を、
あっけなく、見事に省いているのだ。
製品カタログなどの類も、QRコードで
読み込ませて、オンラインで片付けてしまう
ことが可能な時代。
紙だと、紛失などを含む物理的な制約が多く、
費用もかさみがちなところ、オンラインで
代替できるのは大きなメリットだろう。
効率化に、ARやQRを活用しない手は、
もはやない。
そんな時代になっていると言えそうだ。
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