筋肉痛を喜ぶようにマインドを書き換える
風邪で1週間ほど「監禁生活」に近い
状況を過ごした。
家の中にしかいないので、
一日の歩数はせいぜい500とか600歩。
体がなまって仕方ない。
今回の風邪はしつこく、
熱は微熱で止まったにもかかわらず、
のどの調子がいつまで経っても
全快にならない。
1週間強が経過して、のど以外はもう
好調に戻ったので、風邪を吹き飛ばす
べく勢いをつけようとばかりに、
週課のマラソンを週末決行。
流石に毎週のようなハーフの距離を
欲張ると、次の日に体がどうなるか
不安だったので、半分強の距離で
我慢した。
走り終えて、意外と大丈夫だったな、
ハーフ行っても良かったかもな、
というほどに、当日は順調。
久々に走れて、気分がアガっていた
というのもあったかもしれない。
次の日に、筋肉痛が来た。
毎週ハーフを走っても、最近では
本当に軽い筋肉痛しか感じない
ことが多かったので、久々の「痛」
感覚を味わう。
しかも、その次の日=今日になっても
まだ痛みが引かない。
それどころか、昨日より今日の方が
歩きにくいほど。
歩き方が傍から見ておかしいと分かる
までには至っていないはずだが、
なかなか手強い筋肉痛である。
一週間にわたり、毎日の歩数が千歩を
超えない生活をしただけで、
筋肉がこれほどまでに衰えるのだと
いうことが、身に沁みて分かった。
歩く度に、この筋肉「痛」を、脳が
信号として受け取る。
そこで、いちいち
「痛い」→「苦しい」→「嫌だ」
という脳内変換をしていると、
どんどん気分が落ち込んでいく。
勿体ないので、
「痛い」→「筋肉が成長」→「嬉しい」
というシナリオに書き換える。
これは、自分で自分の思考パターンを
俯瞰して、現在の脳内変換がネガティブ
スパイラルに陥っていることを把握し、
意図的にポジティブスパイラルへと
書き換えたということ。
「俯瞰して把握」することは、よく
「メタ認知」という言葉で表現される
こともある。
いずれにしても、今の自分の状態を
意識的に眺めて、それを言語化すると
いうことを習慣化することが重要で
ある。
筋肉痛ではなくとも、
例えば、何をやってもうまくいかない、
上司に怒られてばっかり・・・
というようなときでもよい。
「怒られる」→「自信喪失」→「落ち込む」
というスパイラルを、
「怒られる」→「成長機会」→「次に挽回」
という風に書き換えればよい。
日記を書いたり、ブログを書いたり、
といった習慣を持っている人は、
思いのほか少ない。
これは、意外なほどにこの「メタ認知」を
習慣化できている人が少ないということ
でもある。
自分はこのnoteで800日弱、
毎日書く習慣を付けることは、
毎日「メタ認知」を実践することに
つながっていると実感する。
習慣化できていなかったらと思うと、
正直ゾッとするところである。