日本に住んでいてよかったと実感する出来事
今週は月水金でWork from Home。
中日の本日は、天気も良いし丁度
体を動かしたい頃合いということ
で、朝から10kmほどランニングに
繰り出した。
いつものVibram Five Fingersを
履いて、意気揚々とスタート。
マンションの敷地内に戻ってきた
時に異変に気が付いた。
カギが・・・ない!
閉めたはずのチャックが見事に
開いている。
うわっ、落とした?!?!
Vibramを買った時におまけで
もらったキーホルダーと共に、
どこかでポロっと落として
しまったらしい・・・
一瞬パニックになりかけたが、
すぐさま冷静になる。
もう一人の自分が、
「落ち着け、パニックになれば
かえって見つかるものも見つから
なくなる」
と諭す。
一旦インターフォンでカギを
開けてもらい、家で着替えを
してから、捜索の旅へ。
走ったルートを、走った順に
なぞるべきか、逆向きに戻って
行くべきか一瞬悩むも、
「落としたてホヤホヤの場所の
方が、より見つかる可能性が
高いのでは?」
という仮説を立てて、逆向きに
自転車で走り始める。
途中、曲がった場所を間違えたり
しつつも、走った道をなんとか
正しく逆走。
とはいえ、やっぱりカギは全く
見つからない。
我が家が近づいてくる。
見事な徒労感。
そして敗北感。
あー、やっちまった。
8時から仕事を始めるつもりが、
結局9時から始めざるを得なく
なるという状況で、一旦は
仕事モードへ。
1時間半ほど経ち、トイレ休憩
したくなったタイミングを
見計らって、カギ紛失の際の
新しいカギの作り方を確認する
目的で、マンションの管理人
が詰めているところへ訪れた。
小窓越しに管理人さんに会釈を
しようと頭を下げた、その視線
の先に、なんと私のキーホルダー
が横たわっているではないか?!
軽い混乱の後に、じわっと心に
広がる安堵。
管理人さんに
「あった!これです!」
と思わず会心の笑顔で叫ぶ。
「私が来た時に、そこに既に
置かれてたんですよ。
良かったですね、持って行って
ください。」
恐らく、走り始める前の準備体操
の際に落としたのだろう。
まさかマンションの敷地内で既に
拾われて、管理人室にあるなんて。
日本に住んでいてよかった。
優しいご近所さんに囲まれていて
よかった。
まずは足元、「灯台下暗し」なので
近場から探すべし。
そんな教訓を学ぶことができた。
自分では冷静に考えて、「逆走する」
という選択をしたつもりだったが、
今考えるとやはり冷静とはいえない
心理状態だったに違いない。
もう二度と落とさないようにすること
が第一のプライオリティーだが、
万一の際はこの教訓を思い出すべし。
そして、誰かは知らないが善意で
管理人室に届けてくれたご近所さん
のように、困っている人を助ける
という当たり前のことを、これまで
以上に肝に銘じること。
恩返しはできないので、恩送り、
Pay forward の精神を120%発揮する
人生を送ること。
以上、自分と約束しよう。