子育て/部下育成でNGな「3つの言葉」
国内最大規模の経済ニュースプラット
フォームである「NewsPicks」。
登録して以来、恐らくは自動的に
「NewsPicks for Kids」のメルマガも
定期的に送られて来ています。
大抵は流し読みして、
すぐに削除してしまうのですが、
直近で配信されてきた内容が
とのタイトル。
何となく気になって
じっくり読んでみました。
これが、他でも聞いたことのあるかも
しれない内容ながらも、とても示唆に
富んでいると思ったので、こちらで
共有をさせてもらおうと思います。
「総合型選抜入試」に詳しい、
鈴木鋭智さんの言葉として紹介された
3つの言葉。
親御さんがこれらを口にしない家庭では、
子どもが自分の興味を出発点に探究を
深めることができ、社会でも求められる
人に育っていくのだとのことでした。
興味の赴くまま、思う存分チャレンジ
する経験を経て、子どもはかけがえの
ない学びを得るのですね。
子育ては、会社における部下育成に
通じるところが多分にあります。
今回の「3つの言葉」を、
部下育成に当てはめてみると、
どんな言葉が相応しいでしょうか。
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『危ない』
これは、リスクを事前に摘んでしまおう
とする言葉ですが、リスクを取らずして
大きな成長は得られませんよね。
部下を成長に導きたければ、やはり
積極果敢にリスクを取ってもらいたい
もの。
かといって、「無茶」をさせるわけにも
いきませんし、会社の利益を損なうと
なればあまりに気軽にリスクを取って
OK、とも言いにくいでしょう。
この場合、近い言葉はシンプルに
『リスクが高い』
『リスキー』
となるでしょうか。
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『汚い』
親が、後で汚れ物を洗ったり、
掃除したりするのが面倒で、
つい出てしまう言葉
上司が、自分や会社の都合を優先して
言ってしまう言葉に相当するのでは
ないでしょうか。
あるいは、後で色々な人に説明する
手間を省きたい、面倒はできるだけ
避けたい、そんな場面に近しいかも
しれません。
すなわち、
『前例がない』
『うちらしくない』
といったところかもしれません。
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『壊れるからやめて』
これは、『危ない』と『汚い』の
複合技のような感じですよね。
壊れたときに何か危険が及ぶかも
しれないリスクを摘んでおきたい、
そして壊れた後始末をしたくない、
そんな感情が透けて見えます。
会社だと、
『君のためを思って言っている』
みたいな言葉が当てはまるような
気がしますが、いかがでしょうか?
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部下のため、と言いながら、
客観的に見たときに、
部下の可能性の芽を摘んでいる。
子育てにおいても部下育成においても、
そんなことにならないよう、
自らが発する言葉にはよくよく
注意したいものですね。