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「他己反省」を半強制的に取り入れる

先週の頭に、研修の一環で
ネゴシエーション(交渉)の
スキルを学ぶトレーニング

同僚らと共に参加した。

座学的な内容も多少ありつつ、
ケーススタディをメインにして
みっちり取り組んだ二日間。

その最後に、「360度フィードバック」
と題して、参加者全員が参加者全員を
お互いに評価する一文を書く
、という
締め括り方が待っていた。

古典的な手法ながら、
そこに書かれた内容は良くも悪くも
自分の現在のリアルな姿を映し出して
いる
ということで、しっかりと心に
留めるべきであろう。

そんなわけで、
この場を借りて自らの反省
しておきたい。

よく出来たところとして評価された
ポイントをまとめると、
論点が明確、整理されている
冷静に分析、準備できている
とのこと。

参加者の中ではかなり年長に属する
方であり、トレーニングの内容も
比較的明るい分野であったため、
かなり余裕を持って取り組めたのが
評価されたと受け取って良いだろう。

逆に、改善すべきところとして
挙がったポイントをまとめると、
丁寧すぎるきらいがある
相手に配慮しすぎ、傾聴しすぎ
というのが大半であった。

1人あたり僅か2分でフィードバックを
書き上げることを求められたので、
どこまで信憑性のある内容になって
いるかは微妙なところだと感じて
いたが、概ね誰も彼も同じことを
書いているということは、
間違いなくこうした「傾向」がある
ということ。

耳が痛くとも、ここは素直に反省材料と
して受け取っておかねばなるまい。

丁寧すぎるとか、配慮しすぎるという
のは、私自身、相手の立場に立って、
Win-Winとなるような交渉を心がける
ところから来ているのは、
ほぼ間違いないところ。

とすれば、本来の正しい交渉スキルを
発動させられているということで、
ポジティブな点の裏返しだと考える
こともできそうだ。

とはいえ、交渉というのは限られた
時間
で行われる場面も多く、
丁寧すぎる前置きなどは、
かえって相手の心証を損ねることに
なりかねない。

前置きを極力手短に済ませ、
重要なポイントにすぐに移って
テキパキと交渉を進めるスタイル

確立すべきなのだろう。

私くらいの年齢(51歳)にもなると、
耳の痛いことを言ってくれるのは、
上司か家族くらい
のもの。

こうしたトレーニングで、
フィードバックを得られたこと自体が
非常に有り難い機会であった。

自己反省にとどまることなく、
他己反省をする機会を持つことの
貴重さを感じたわけだが、
そうした機会はボーっとしていては
いつまでたっても訪れない。

トレーニングを受けるチャンスが
ないという人は、
・友人知人と「組手」を行う
コーチを雇う
メンターに面談依頼する
等の手段を動員して、
「他己反省」する機会を半強制的に
設ける
のが良いと考える。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。