Z世代に流行りの「ベビタピ」とは?
冒頭のタピオカの写真は、
台湾の春水堂っぽいビジュアルですね。
タピオカというと、私はこんなビジュアルを
イメージします。
今どきの若者、いわゆるZ世代にも、こうした
イメージは浸透しているはずですが、
同じタピオカを商売の中心にしたある
ブランドが彼らの間でブームのようです。
先日、日経MJの2024年ヒット商品番付が
発表されたことをご紹介しました。
年末はこのようなランキング系の発表が
結構ありますよね。
そんな発表の中の一つに、Z総研による
「Z総研トレンドランキング」
があります。
12月3日、2024年下半期のランキングが
発表されました。
「流行った食べ物・飲み物」部門の
首位を飾った「アサイーボウル」は、
先の日経MJの番付にも東前頭十四枚目で
登場しています。
この部門の6位に、「ベビタピジュエル」
なる言葉があり、とても目を引きました。
「一体これは何?」と思いませんか?
私も「ベビタピ」というお店が原宿にある
らしいことは小耳に挟んでいたのですが、
一体どんな店で、何を売っているのかまで
追いかけていなかったので、これを機に
調べてみたのです。
このホームページにある通り、
原宿は「トーキョー」支店でして、
本店は大阪のアメリカ村にある
コテコテの関西企業でした。
元々取り扱っている商品が、
「タピオカ&竜巻ポテト」
とのこと。
そして、このベビタピで爆発的な人気を
博した商品が「ベビタピジュエル」だと
いうことなのです。
実はこの商品はタピオカではありません。
「ベビタピ」という名前のタピオカを
売っているショップブランドから出した
「シロップ入りキャンディ」なのですね。
この「ベビタピジュエル」がZ世代に
流行った背景に、TikTokを巧みに活用した
インフルエンサーマーケティングが
あるようです。
ちょっと古い(2年前)記事になりますが、
TikTok for Businessのインタビュー記事が
あるので、ご興味ある方は是非こちらを
お読みください。
「スタッフが全員TikTokクリエイター」
という、かなり振り切った店舗づくりを
行っている「ベビタピ」。
スタッフ自身がプチタレント化し、
彼女たちに会いたいがために、
Z世代の若者が喜んで行列を作るという
現象が起きているのです。
こちらのブログが生々しいです。
この12月からは、ディズニーランド
よろしく「ファストパス」制度を導入
したという人気っぷり。
認知させるのも、
興味を喚起するのも、
そして来店させるのも、
更には購入に至るまで、
ほぼ全てTikTokで完結するという
ビジネスモデルはなかなか強烈。
なかなか原宿を訪れる機会がないですが、
無理やりにでも機会をつくって「現場」を
見ておく必要を感じた次第です。