社員エンゲージメントを測る12の質問
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』
で一躍有名になった、自分の強みを
発見することのできるツール、
「ストレングス・ファインダー」。
最近では、「クリフトンストレングス」
という名前にリブランディングした
ようだが、このツールを提供している
のは、世界有数の調査会社である
ギャラップ社だ。
このギャラップ社が提供している
ツールで、「エンゲージメント」が
流行るきっかけを作ったと言われる
ものがある。
それが「Q12(キュー・トゥエルブ)」。
「エンゲージメント」を適切に訳すのは
少々難しいが、組織で働く社員の
「いきいき度合い」とでも言おうか。
それを測るための有力なツールが、
たった12個の質問なのである。
私自身、「Q12」の存在を最近まで
知る機会がなく、読書勉強会を通じて
知己を得た方からその存在を知った
次第だ。
ググると、2017年末の『プレジデント』
における寄稿記事を発見、注目されて
から結構な時間が経過している様子。
以下に、その12個の質問をそのまま
引用する。
これらの質問に、
完全に当てはまる(5点)
やや当てはまる(4点)
どちらともいえない(3点)
やや当てはまらない(2点)
完全に当てはまらない(1点)
で得点を付け、高得点ならば
エンゲージメントが高いという
ことだ。
日本の会社においては、
これらのスコアが総体的に低い
傾向にある様子。
「さもありなん」である。
逆に、この質問に高いスコアを
付けられるような組織を目指す
という、シンプルな解決策を
愚直に追求するだけで、かなり
良い組織づくりが出来そうだと
言える。
上司、部下、同僚に対峙する際
には、常にこの質問を意識して
働きかけると良いだろう。
質問内容を頭に刻み込んで、
いちいち本やサイトを見て確認
せずとも、これらの働きかけが
できるレベルを目指したい。
因みに、これら「12の質問」を
無料で公開していたら、
ギャラップ社は商売あがったり
ではないか?と疑問に思う方も
いるかもしれない。
それはむしろ逆で、この質問に
対するスコアの平均値はどの程度
なのかや、何をどうすればこれら
スコアが上がっていくかなど、
コンサルティングやアドバイスを
行うところで彼らは本領発揮する。
質問が無料で拡散されればされる
程、見込み客が増えることになる
という、なかなか優れた仕組みを
構築している、そのように見る
ことができるだろう。