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久々のマラソン大会参戦記
雨の予報に、気持ちが萎えかかっていたのは
一週間前のこと。
しかし、きっと予報は変わると信じて、
毎日予報とにらめっこするも、
今回はなかなか変わらない。
ようやく、前日だったろうか、雨は降るけど
午後にずれ込む予報になったので、
これは行けると確信した。
私が昨日参加してきたのは、
「かわさき多摩川マラソン2022」。
2018年に人生初のマラソン大会参戦の
場に選んだ大会である。
その後、毎年のようにエントリーしたが、
2019年は台風の影響で荒れた土手の原状
復帰が間に合わないという理由で中止。
その後は、ご想像がつくであろうが、
コロナ禍で2年連続の中止。
この度、ようやく4年ぶりの開催となった
のである。
元々、初回も今回もおひとりさまで
エントリー。
最初から最後までおひとりさまの予定に
していたのだが、競技場の近所に住む
学生時代からの旧友が参戦するというので
声をかけてくれて、落ち合うことに。
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彼も私も、「裸足系ランナー」。
私はヴィブラム・ファイブフィンガーズと
いう5本指のシューズを愛用している。
池井戸潤の小説で、TVドラマにもなった
『陸王』の冒頭に出て来ることで、
割と有名になった。
友人の方は、裸足に近い状態で走ろうという
コンセプト「ベアフット・ランニング」の
パイオニアを自称するルナサンダルを愛用。
元々のきっかけは、ベアフットランナーに
とってのバイブル的存在、
『Born to run』を読んで感銘を受けたから
とのこと。
私は冒頭の章だけ読んだが、実際に5本指
シューズで走る楽しさにハマり、本の方は
結局読んでいない。
友人の話を聞いて、改めて読むべき本の
リストに追加した。
こんな、足元だけ見たら完全に他の参加者
から浮いている、「変態」の自覚がある者
同志での参戦である。
変態万歳!
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定刻の9時30分に、等々力陸上競技場の
トラックを出発。
競技場を抜けて、まずは多摩川の土手に
向かう。
多摩川の土手を二子玉川手前まで走って
折り返し、今度は多摩川を下る。
平間の「ガス橋」を越えたところで
再度折り返し。
ここまでが12.5kmくらい。
この折り返しまでは、比較的調子よく
走っていたのだが、折り返した途端に
結構強い向かい風。
さっきまで、この風が背中を押していて
くれたのかぁ、、と気付く。
ここからは、ひたすらガマンの時間帯。
多摩川をずっとさかのぼっていき、
下野毛で最後の折り返し。
ここからは一般道を経由して、
ゴールの競技場まで3㎞弱を走り切る。
二週間前に足を痛めて、直前はとにかく
この痛みをなくすのに専念、全く練習が
できなかったために不安いっぱいで
臨んだ本番だったが、今年走った中では
何とか一番速いペースで完走。
友人も、普段のペースより大分速く
走れたようで、やはり大会というのは
周りのランナーの影響もあってペースが
上がるのと、自分の高揚感も手伝って、
記録が出やすいのだと実感。
とても走りやすいコースで、
発着の競技場におけるオペレーションも
スムーズなので、とても参加しやすい
大会である。
また来年、再び参戦したいと思っている。
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